eラーニングは意味ない?失敗原因と対策を徹底解説

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好きな時間・場所で自由に学べると人気のeラーニング。しかし、「eラーニングは導入したけど効果が感じられない」「意味ない」と感じる企業も少なくありません。
その原因は、受講者の意欲不足や環境整備の不備、実務に直結しないコンテンツなどさまざまです。

本記事では、eラーニングが意味ないと感じられる理由を整理し、効果を最大化するポイントや運用のコツをわかりやすく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.「eラーニングは意味ない」と言われる5つの原因と対策
    1. 1.1.【原因1】動画を飛ばし見してしまう
    2. 1.2.【対策1】飛ばし見できない設定やチェック機能を導入
    3. 1.3.【原因2】コンテンツが長く飽きやすい
    4. 1.4.【対策2】マイクロラーニングで短時間学習に分割
    5. 1.5.【原因3】学習内容を実務に活かせない
    6. 1.6.【対策3】演習や実践の場を設ける
    7. 1.7.【原因4】特定デバイスでしか受講できない
    8. 1.8.【対策4】マルチデバイス対応にする
    9. 1.9.【原因5】モチベーションや学習意欲の維持が難しい
    10. 1.10.【対策5】他の受講者状況や進捗が見える仕組みを活用
  2. 2.意欲的にeラーニングを受講してもらうためのポイント
    1. 2.1.人事評価やキャリア形成と連動させる
    2. 2.2.受講メリットを明確に伝える
    3. 2.3.学びやすい環境を整える(マルチデバイス対応)
    4. 2.4.実務に直結したコンテンツ設計
    5. 2.5.ブレンディッドラーニングの活用
    6. 2.6.コミュニティやサポート体制を整備する
    7. 2.7.反復学習とマイクロラーニングの活用
  3. 3.eラーニングの導入で知っておくべき注意点
    1. 3.1.現状の経営課題・業務課題を整理する
    2. 3.2.長期的な運用を見据えて導入する
    3. 3.3.フィードバックと情報更新の仕組みをつくる
  4. 4.成功事例から学ぶ効果的なeラーニング活用
    1. 4.1.【事例1】株式会社ハウスメイトパートナーズ様:Pマーク継続教育での利用
    2. 4.2.【事例2】メディカル・データ・ビジョン株式会社様:多様なeラーニング研修での利用
    3. 4.3.【事例3】丸紅ロジスティクス株式会社様:物流基礎知識の研修での利用
    4. 4.4.【事例4】株式会社CRYSTALINO様:若手社員のビジネス基礎力強化での利用
    5. 4.5.【事例5】株式会社レンタルのニッケン様:グループ会社の役員研修での利用
  5. 5.eラーニング導入の費用・選び方・比較
    1. 5.1.導入費用・運用費用の目安
    2. 5.2.システム・教材選定のポイント
    3. 5.3.他研修方法との比較・組み合わせ
  6. 6.eラーニングの導入ならイー・コミュニケーションズにご相談ください

「eラーニングは意味ない」と言われる5つの原因と対策

eラーニングは、場所や時間を特定することなく学べる自由度の高さが人気の学習スタイルです。 一方で、eラーニングについて「意味がない」「効果がない」「めんどくさい」といったネガティブな評価があるのも事実です。
まずはじめに、「eラーニングは意味ない」と言われている原因と、その対策について解説します。

【原因1】動画を飛ばし見してしまう

eラーニングを「意味がない」と感じてしまう最初の理由として、受講者が飛ばし見や流し見をしてしまうことが挙げられます。 利用するeラーニングシステムの仕様によっては、飛ばし見や流し見をしてしまってもバレないことが多く、内容をきちんと理解していなくても形だけ受講済みにできてしまうのです。

受講者が学習動画を早送りしたり、重要な部分を飛ばして視聴することで、知識の定着が十分に行われません。

【対策1】飛ばし見できない設定やチェック機能を導入

eラーニングシステムによっては、動画を最後まで視聴しなければ次の内容に進めない、あるいは早送りができない設定が可能です。
このような制御機能を備えたシステムを導入することで、受講者が重要な部分を飛ばしてしまうことを防ぎ、学習内容の理解と定着をより確実にすることができます。

また、管理者側で適切に設定を行うことで、進捗状況を正確に把握でき、必要に応じたフォローや追加学習の計画も立てやすくなります。

【原因2】コンテンツが長く飽きやすい

1本1本のコンテンツの時間が長いと受講に時間がかかり、受講者が飽きてしまうため、「意味がない」と感じることがあります。コンテンツが長いと集中できず、知識の定着が図れない恐れがあります。

また、集合研修のように他の人の目がないため、別の業務をやりながら受講をしたり、上記の飛ばし見や流し見をする可能性も高まります。

【対策2】マイクロラーニングで短時間学習に分割

学習内容を5〜10分程度の短いコンテンツにすることが有効です。スキマ時間で学習できる形式にすると、理解度と継続率が向上します。

特に、マイクロラーニングという短時間での学習スタイルがおすすめです。

マイクロラーニングは動画やクイズなど、1〜5分程度の短いコンテンツで学習するスタイルのことです。受講者が隙間時間などに気軽に学習でき、集中して取り組めるのが特徴です。

【原因3】学習内容を実務に活かせない

業務の一環としてeラーニングを受講する場合、学習内容を実践に活かせる機会がなければ、効果を感じにくいかもしれません。
用意されているコンテンツを受講するスタイルのeラーニングは対面の研修や講義と異なり、実践的なスキルや知識の習得には向きません。インプットとしては非常に効果的ですが、アウトプットとしてどのように実践していくかは個人の裁量に委ねられているのです。

せっかく苦労して学んだことを生かす機会がなければ知識や技術が身につかず、「意味がない」と感じやすくなります。

【対策3】演習や実践の場を設ける

eラーニングで学んだ内容をすぐに実践できる場を設けておくのがおすすめです。

ビジネスマナーなどの内容であれば、受講後に名刺交換をしたり電話をかけたり受けたりするなど、実際の動きをやってみることが効果的です。

また、受講後すぐに実践できるような実務(仕事)をあらかじめ用意しておくのもよいでしょう。受講した内容を意図的にアウトプットできるように、研修設計を入念に行う必要があります。

【原因4】特定デバイスでしか受講できない

eラーニングが会社用のパソコンや特定のデバイス・OSにしか対応していない場合、利便性が損なわれます。eラーニングの大きなメリットは、時間や場所を選ばず自由に学習できる点にあります。移動時間やスキマ時間を活用して自分のペースで学べることで、知識の習得効率も向上します。

一方で、受講環境が限定されると、受講者のモチベーション低下や受講率の減少につながる可能性があります。

【対策4】マルチデバイス対応にする

パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンでも受講可能なシステムを選ぶことで対策が可能です。

マイクロラーニングのコンテンツであれば、タブレットやスマートフォンとの親和性が高く、隙間時間での学習が可能です。スマートフォンは特にモバイルデバイスが普及したミレニアム世代以降にとっては、PCでの学習よりも相性が良いといえます。

【原因5】モチベーションや学習意欲の維持が難しい

eラーニングは、主体的な学びを支援する学習手段であるため、強制力はありません。

集合研修のように講師や社内メンバーと直接対面する場合と比べると、受講者のモチベーションや学習意欲を維持することが課題となる場合があります。同じコンテンツを利用しても、取り組み方や進め方によって学習効果には個人差が生じます。

さらに、受講者自身が学習内容を復習したり実務に活かしたりするなど、自主的な学びの努力を行わなければ、十分な効果を得ることは難しいでしょう。

【対策5】他の受講者状況や進捗が見える仕組みを活用

eラーニングシステムのマイページなどで、他の受講者の進捗状況や成績が確認できる仕組みを導入すると、受講者のモチベーション維持に効果的です。

周囲の受講状況やテストの得点を把握できることで、学習意欲の向上や適度な競争意識の醸成につながります。
また、確認テストを設定し、合格点に達しない場合は次のステップに進めない仕組みを導入することで、学習内容の定着をより確実にすることが可能です。

意欲的にeラーニングを受講してもらうためのポイント

eラーニングの導入を成功させるためには、単に教材を用意して受講させるだけでは不十分です。学習意欲を引き出し、継続的に学び続けられる環境を整えることが欠かせません。

ここでは、受講者のモチベーションを高め、学習効果を最大化するためのポイントを紹介します。

人事評価やキャリア形成と連動させる

学んだことが自分の評価やキャリアに反映されると、人は自然とやる気になります。

eラーニングの成果を人事評価や昇進・異動の判断材料として活用することで、「学ぶ意味」を実感しやすくなります。

  • 資格取得やスキル習得に応じて評価ポイントを付与する
  • 学習履歴をキャリア面談で活用する
  • 成果を可視化して表彰や報奨制度につなげる

このような仕組みを整えることで、受講者が「頑張れば評価される」と感じ、主体的に学び続ける環境を作れます。

受講メリットを明確に伝える

「なぜこの研修を受けるのか」「どんなスキルが身につくのか」を明確にすることが、受講意欲を左右します。

漠然と「学んでください」と言われるよりも、具体的なメリットを伝えることで、目的意識を持って取り組めるようになります。

たとえば、

  • 習得スキルによってどんな業務改善ができるか
  • 他社員の成功事例やキャリアアップ例を紹介する
  • 学んだ内容が将来どのように役立つかを見せる

こうした情報を事前に共有するだけでも、「自分にもできそう」「やってみよう」と前向きな気持ちを促す可能性があります。

学びやすい環境を整える(マルチデバイス対応)

eラーニングの最も大きな利点の一つは「いつでも、どこでも学べる」ことです。この利点を最大限に活かすためには、スマートフォンやタブレットなどマルチデバイスに対応した環境を整えることが重要です。

移動時間や休憩中など、スキマ時間でも学習できるようにしておくことで、勉強が“特別なこと”ではなく、日常の中に自然と溶け込みます。

また、システムの操作性や視認性も学習継続に直結するため、ユーザビリティの高いプラットフォームを選ぶことが大切です。

実務に直結したコンテンツ設計

「仕事で使えない学び」は、モチベーションを下げる原因のひとつです。

学んだ知識をすぐ業務に活かせるよう、実務に即したコンテンツを設計しましょう。

  • 現場での課題を題材にしたケーススタディ
  • 実際の業務シーンを想定したロールプレイ
  • 即実践できる業務改善スキル

こうした実践的な教材は理解の定着を促し、受講者に「やってよかった」と感じてもらいやすくなります。

ブレンディッドラーニングの活用

オンラインとオフラインを組み合わせた「ブレンディッドラーニング」は、教育効果を最大化する学習方法です。

eラーニングだけでは補えない実践力を高めるには、対面研修やOJTとの組み合わせが有効です。事前学習としてeラーニングを活用し、集合研修で実践・演習を行うことで、理解度を深めることができます。

コミュニティやサポート体制を整備する

eラーニングは一人で学ぶスタイルだからこそ、孤立しない仕組みが重要です。

受講者同士の意見交換や講師への質問ができる場を設けることで、理解の深化と継続意欲を促せます。

たとえば、

  • 社内チャットやフォーラムで質問・共有できる環境を作る
  • メンター制度を設け、学習を伴走サポートする
  • 管理者が進捗を把握し、適切にフォローする

こうした支援があると、受講者は安心して学びを続けることができます。

反復学習とマイクロラーニングの活用

知識を定着させるには、「短時間で、繰り返し」学べる仕組みが欠かせません。

1回数分程度のマイクロラーニング形式にすれば、業務の合間でも手軽に復習でき、理解度の向上につながります。

さらに、定期的な確認テストや復習リマインドを組み合わせることで、記憶の定着率が格段に上がります。

日常業務に負担をかけず、自然と学びが習慣化する仕掛けづくりがポイントです。

eラーニングの導入で知っておくべき注意点

eラーニングを導入する際は、「システムを入れるだけ」で終わりではありません。

運用体制の整備や学習環境の準備、コンテンツ設計までを含めたトータルな計画が成功のカギになります。

ここでは、導入後に「思ったような成果が出ない…」とならないために、あらかじめ押さえておきたいポイントを整理します。

現状の経営課題・業務課題を整理する

まず取り組むべきは、「なぜeラーニングを導入するのか」という目的を明確にすることです。

経営課題や現場の業務課題を整理し、どのスキルを強化したいのか、どの部門で成果を出したいのかを具体化しておきましょう。目的があいまいなまま導入すると、教材内容や運用方針がぶれやすくなります。

一方で、課題と学習テーマが結びついていれば、受講者にとっても「必要な学び」として納得感を持って取り組めるようになります。

長期的な運用を見据えて導入する

eラーニングは一度導入して終わりではなく、継続的に運用・改善していくことが前提です。

導入初期はスムーズに進んでも、時間が経つにつれて教材が古くなったり、運用ルールが形骸化したりするケースは少なくありません。

そのため、

  • 教材の定期更新スケジュールを設ける
  • 受講データをもとに改善を行う
  • 管理者や講師のフォロー体制を整える

といった仕組みをあらかじめ設計しておくことが、長く成果を出し続けるポイントです。

フィードバックと情報更新の仕組みをつくる

受講者からの声を反映しながら、教材や運用をアップデートしていくことも欠かせません。

「現場の業務に合っていない」「難しすぎる」「もっと実践的な内容がほしい」といった声を拾い、柔軟に改善していくことで、学習の満足度と定着率を高められます。

具体的には、

  • 定期アンケートで受講者の意見を収集する
  • 学習後の確認テストで理解度を把握する
  • 事例や制度改正など、最新情報を定期的に更新する

こうしたサイクルをまわすことで、コンテンツの鮮度と効果を保つことができます。

成功事例から学ぶ効果的なeラーニング活用

ここでは、eラーニングシステムを導入したことで、スムーズに教育が実施できている企業の成功事例をご紹介します。

「eラーニングは意味ない?」という不安を払拭する参考にしてください。

【事例1】株式会社ハウスメイトパートナーズ様:Pマーク継続教育での利用

株式会社ハウスメイトパートナーズ様では、Pマーク継続教育にLMS(SAKU-SAKU Testing)を活用しています。
年1回全従業員に対して行う個人情報保護教育を、地域や役職ごとに対象者を集めて「集合教育」で実施していました。受講者側の社員を1日程度拘束しなければいけず、教育担当者も集計作業に時間がかかってしまい、双方の負荷が大きい状態でした。
そこで、LMS(SAKU-SAKU Testing)を導入し、全従業員に対し、配信期間内に演習問題を繰り返し受講してもらうようにし、業務に関する負荷やコスト削減を実現することができました。
詳しい事例はコチラをご参照ください
SAKU-SAKU TestingでPマーク継続教育を受講者・教育担当者の双方が快適に実施|株式会社ハウスメイトパートナーズ

【事例2】メディカル・データ・ビジョン株式会社様:多様なeラーニング研修での利用

メディカル・データ・ビジョン株式会社様では、LMS(SAKU-SAKU Testing)を活用し、さまざまなテーマのeラーニング研修を実施しています。

これまでは、無料システムを使って自部署内で研修の企画から集計まで行っていましたが、社会ニーズの変化に伴い、センシティブな内容を含む研修も増え、専門的な知見を取り入れたコンテンツ運用が課題となっていました。

LMS(SAKU-SAKU Testing)の導入により、既存教材と自社オリジナル設問を組み合わせた柔軟なテスト設計が可能となり、動画や確認問題を通じて、忙しい社員でも要点を効率的に学べる環境を実現しました。さらに、自動リマインド機能によって受講率が向上し、督促作業にかかる時間も大幅に削減されました。

▼詳しい事例はコチラをご参照ください

求めていた各種機能が、サクテスにはデフォルトで装備されていた|メディカル・データ・ビジョン株式会社

【事例3】丸紅ロジスティクス株式会社様:物流基礎知識の研修での利用

丸紅ロジスティクス株式会社様では、LMS(SAKU-SAKU Testing)を活用し、物流分野における基礎知識や安全教育などの研修をオンラインで実施しています。

これまでは、集合研修や各センターへの訪問による対面研修を行っており、多くの社員のスケジュール調整に時間を要するほか、受講後の理解度を把握する仕組みが整っていないことが課題でした。

導入後、全社員に均一な内容で研修を提供できるようになり、理解度テストで満点を受講完了条件とすることで、学習の定着度を可視化できるようになりました。また、受講者は業務の合間に学習できる点が好評で、管理者もダッシュボード上で受講状況を容易に確認できるようになり、運用負荷の軽減を実現しています。

▼詳しい事例はコチラをご参照ください

物流にまつわる基礎知識をeラーニングで研修。理解度も向上|丸紅ロジスティクス株式会社

【事例4】株式会社CRYSTALINO様:若手社員のビジネス基礎力強化での利用

株式会社CRYSTALINO様では、20代若手社員の共通教養や社会人基礎力向上のため、eラーニングコンテンツがパッケージ化されている「サクテス学びホーダイ」を活用しています。

案件の増加に伴い、取引先から見て当たり前のビジネスマナーや社会人基礎力の教育が必要となり、短時間で学べるeラーニングを導入しました。

導入後は、社内で学習内容を共通言語化でき、指導やフォローがしやすくなったほか、会社として「社員の育成に本気で取り組んでいる」姿勢を示すこともできました。

現在は「ビジネスファーストステップ」と「ビジネスベーシック」の2つのコンテンツを活用し、内定者の入社前学習にも対応しています。

▼詳しい事例はコチラをご参照ください

マイクロラーニングで学べる「サクテス学びホーダイ」で若手社員の“ビジネス基礎力”を強化|株式会社CRYSTALINO

【事例5】株式会社レンタルのニッケン様:グループ会社の役員研修での利用

株式会社レンタルのニッケン様では、グループ会社の取締役・監査役を対象とした研修に、LMS(SAKU-SAKU Testing)とコンテンツ「取締役・監査役トレーニング」を活用しています。

これまでは、新任役員向けの体系的な研修がなく、各人の経験や知識に頼って経営を行っていた状況でした。役員に求められる法的義務や責任、知識の充足が求められるようになり、役員教育の必要性が高まっていました。

導入後は、役員向け研修を無事に実施できたほか、役員自身が責任の重さを再認識し、意識が高まったことが大きな成果となっています。

▼詳しい事例はコチラをご参照ください

グループ会社の役員研修でeラーニング「取締役・監査役トレーニング」を導入|株式会社レンタルのニッケン

eラーニング導入の費用・選び方・比較

eラーニングを導入する際は、「どのくらいの費用がかかるのか」「どんなシステムを選べばいいのか」といった実務的なポイントをしっかり押さえることが大切です。
また、集合研修やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)との違いを理解しておくことで、より効果的な教育体制を整えられます。
ここでは、導入コストの目安からシステム選定のポイント、他の研修方法との比較までをわかりやすく解説します。

導入費用・運用費用の目安

eラーニングにかかる費用は、教材の内容や受講者数、システムの種類によって大きく異なります。
一般的には以下のような項目で構成されます。

  • 導入費用:システムの初期設定、LMS(学習管理システム)の構築費用、教材制作費など

  • 運用費用:受講者の管理コスト、サーバー維持費、教材更新やサポート費用など

たとえば、既存教材を活用する場合は低コストで導入できますが、自社専用の教材を制作する場合は費用が高くなります。
中長期的に見れば、受講者数や更新頻度に合わせた料金体系を選ぶことが、コストパフォーマンスを高めるポイントです。

まずは「年間でどの程度の教育を実施したいか」を明確にし、初期投資と継続コストのバランスを意識して検討しましょう。

システム・教材選定のポイント

eラーニングの効果を高めるには、教材そのものの質だけでなく、使いやすく継続しやすいシステムを選ぶことが重要です。
選定の際は、次のような点をチェックしておきましょう。

  • マルチデバイス対応:スマートフォンやタブレットなど、どこでも学習できる環境が整っているか

  • 学習進捗や理解度の可視化:受講状況をリアルタイムで確認・分析できる管理機能があるか

  • 実務に直結した教材構成:現場で活かせるスキルやケーススタディを含んでいるか

  • インタラクティブな機能:クイズ、動画、ディスカッション機能など、受講者が主体的に参加できる設計か

これらのポイントを満たすシステムであれば、受講者が「意味がない」と感じることなく、モチベーションを維持しながら学習を続けられます。
加えて、管理者がデータを活用して改善できる仕組みを持つシステムを選ぶと、運用の効率化にもつながります。

他研修方法との比較・組み合わせ

eラーニングは非常に柔軟な学習方法ですが、他の研修手法と組み合わせることで、さらに効果を高めることが可能です。

たとえば、

  • 事前学習としてeラーニングで基礎知識を習得し、
  • 集合研修で実践演習やディスカッションを行い、
  • OJT(現場指導)で実際の業務に落とし込む

といった流れを組むことで、知識の理解と実践をスムーズにつなげられます。

また、eラーニングはスケジュールやコストの柔軟性にも優れており、繁忙期を避けて学習を進めることや、地方・海外拠点の社員にも均一な教育を提供することができます。

こうした特徴を踏まえ、「オンライン×対面」のバランスを取った教育体系を設計することが、導入効果を最大化するポイントです。

eラーニングの導入ならイー・コミュニケーションズにご相談ください

eラーニングが「意味ない」と評価されるのは、設計や運用に課題がある場合がほとんどです。受講者のモチベーション向上や学習環境の整備、実務に直結したコンテンツ設計などを組み合わせることで、効果を引き出すことができます。

費用やシステム選定も含めた総合的な運用計画を立て、eラーニングを有意義な学習手段として活用しましょう。

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