Remote Testing導入事例

リモート受験でコロナ禍でも受験者数増加を実現

株式会社ボーンデジタルでは、クリエイティブ分野に特化した専門情報の発信・教育支援・人材育成を手がけており、Webリテラシー検定、Webデザイン検定、Webディレクション検定、DTP検定などの検定事業で、イー・コミュニケーションズの「MASTER CBT PLUS」と「Remote Testing」を導入いただいています。
ここでは、「MASTER CBT PLUS」と「Remote Testing」を導入いただいた経緯や今後の活用について執行役員であり出版事業部部長の西原紀雅氏にお話をお聞きしました。

導入の目的

検定でのCBT・IBT利用。リモート受験の実施。

導入前の課題

テストセンター型CBTとIBTで別々のサービスを利用していた。
コロナ禍における会場受験の減少を見越し、自宅受験環境の整備が必要だった。

導入の成果

Remote Testing導入により、コロナ禍でも受験者数が2〜3割増加。
会場・自宅受験の選択肢提供で、受験者の利便性が向上。

実務に直結したスキル評価ができる4種類の検定を提供

――まず、ボーンデジタル様が実施している各種検定について教えてください。

西原氏 弊社では、主にクリエイティブ業界で活躍する人材を対象に、実践的な検定試験を提供しています。現在、次の4つの検定を実施しています。
Webリテラシー検定:業界未経験者や学生を対象に、Webの仕組みや基礎知識を問う内容です。
Webデザイン検定:HTMLやCSS、ビジュアルデザインに関する理解を評価します。
Webディレクション検定:進行管理やプロジェクト推進に関する知識を測る検定です。
DTP検定:紙媒体を中心としたデザイン制作に関する基本知識や、使用ツールの理解を問います。

コロナ対策で「Remote Testing」を導入

――MASTER CBT PLUSやRemote Testingを導入した経緯を教えてください。

西原氏 当初は他社のテストセンター型CBT(Computer Based Testing)サービスを利用していましたが、2010年頃から御社の「MASTER CBT PLUS」も併用し、最終的には御社に一本化しました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により会場受験者数が大幅に減少すると予想されたため、対応策を検討していたところ、御社から自宅で受験可能な「Remote Testing」のご提案をいただき、導入に至りました。

――他のサービスと比較検討はされましたか。

西原氏 はい。他社や、もともと利用していたサービスも含めて比較検討した結果、最終的に御社のサービスを採用しました。

価格面でのメリットが決め手に

――「MASTER CBT PLUS」ならびに「Remote Testing」導入の決め手は何でしょうか。

西原氏 価格面でのメリットが大きかった点が、導入の決め手となりました。
当時、テストセンター型CBTには他社サービスを利用していましたが、資格取得後のスキル維持を目的とした「継続試験」(自宅でのリモート監視なしで実施)については、御社のIBT(Internet Based Testing)システムを利用していました。
そのため、テストセンター型CBTも含めて御社のシステムに一本化し、効率化を図りました。

――「MASTER CBT PLUS」ならびに「Remote Testing」導入の際にご不安要素はございましたか。

西原氏 MASTER CBT PLUSに関しては、大きな懸念はありませんでした。
Remote Testing導入時には、一部のPC環境によっては受験できないという問い合わせがありましたが、それ以外に大きな問題はありませんでした。

コロナ禍でも受験者数が増加、選択肢が増え利便性も向上

――実際に「MASTER CBT PLUS」ならびに「Remote Testing」を導入いただき、良かった点を教えてください。

西原氏 Remote Testingの導入により、コロナ禍でも受験者数が減少することなく、むしろ増加しました。
2020年から2021年にかけて、受験者数は2〜3割増加しています。これは、自宅で過ごす時間が増えたことで学習の機会が生まれた影響もありますが、やはりリモート受験が可能になった点が大きかったと考えています。
また、テストセンターでの会場受験と自宅でのリモート受験を選べることで、受験者の利便性も大きく向上しました。現在では、全体の約4割がリモート受験を選択しています。

検定とスクールを連携させた展開も視野に

――今後、「MASTER CBT PLUS」ならびに「Remote Testing」をどのように活用していきたいですか。

西原氏 「MASTER CBT PLUS」と「Remote Testing」の両方を、今後も引き続き活用していきたいと考えています。
弊社では検定事業に加え、スクール事業も展開しています。こちらはWeb系というよりも、CGや3Dといった新しい技術領域が中心です。
このスクール事業でも検定を実施したいと考えていますが、既に他社が提供しているものもあるため、現在は検討段階です。
学習だけではモチベーションの維持が難しい面もありますが、資格試験があることで学習の目標になり、学びやすい環境づくりにつながると考えています。

――「MASTER CBT PLUS」ならびに「Remote Testing」はどのような企業や団体におすすめできるでしょうか。

西原氏 独自コンテンツをもっている出版社や教育機関におすすめできます。コンテンツをもってさえいれば、御社のシステムを有効活用することができると思います。

出題の柔軟化、マーケティング連携にも期待

――今後、イー・コミュニケーションズやMASTER CBT PLUSに期待することを教えてください。

西原氏 例えばCG系検定の実施を検討する際、3Dデータを扱えるようになるとありがたいです。
また、分岐型の問題(設問3か設問4のどちらかを選んで解くなど)への対応や、条件付き出題が可能になる機能もあると便利だと感じています。
さらに、検定の認知度向上のために、システム上でクロスセルができるような機能があると助かります。
例えば、Webリテラシー検定合格者に対してWebディレクション検定をおすすめするメールを自動配信するようなオートメーション機能があると嬉しいです。
その他にも、受験者数の増加につながるような施策の実現に期待しています。

――本日はありがとうございました。

株式会社ボーンデジタル

クリエイティブ分野に特化した専門情報の発信・教育支援・人材育成を手がけ、書籍・雑誌出版、ウェブメディア、ソフトウェア・ハードウェア販売、セミナー・トレーニング、検定などを行っている。

HP:https://www.borndigital.co.jp/

 

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