MASTER CBT PLUS導入事例

信頼性の高いシステムとテストに対する思想のマッチが導入の決め手に

リープ株式会社は、「ビジネスにおけるパフォーマンスやスキル評価を基点とした人材開発・育成マネジメント」により、お客様の生産性向上・成果創出を牽引することを理念に掲げ、インストラクショナルデザインなど工学的、科学的な理論とAI等の最新のテクノロジーを融合させたサービスを提供しています。
ここでは、イー・コミュニケーションズの「MASTER CBT PLUS」を導入した理由や背景、質の高い問題作りをサポートする「サクモンコンサル」を利用した効果について、同社代表取締役の堀貴史氏に伺いました。

導入の目的

コンサル先企業のパフォーマンス評価・スキル評価を行うため。

導入前の課題

コンサル先企業のスキルや理解度の可視化。

導入の成果

テストに対する信頼性の担保。簡便なテスト集計。

コンサル先のパフォーマンス評価にCBTが最適だと考え導入検討へ

――MASTER CBT PLUSを導入した経緯を教えてください。

堀氏 弊社はコンサル企業として、インストラクショナルデザインに基づいて、企業教育の課題を解決する会社です。インストラクショナルデザインでは、評価が重要な要素となるのですが、コンサル先の企業様の多くが従業員のパフォーマンスの評価・スキルの評価に課題を感じていました。
各企業様で会社の戦略や事業方針、求められているパフォーマンスやそのスキルなどの理解度のテストを行い、従業員が理解している、もしくはスキルがあるということが分かれば、こんな便利なことはありません。そのため、テストによって課題解決ができるのではないかと考え、今の時代なのでCBT(Computer Based Testing)で行うのがベストだと思い、導入を検討しました。

※インストラクショナルデザイン:教育・研修を効果的・効率的・魅力的にするためのシステム的アプローチに関する方法論。個人・組織が抱える学習課題を解決する最適な教育を設計し、受講者と所属組織のニーズを満たすことを目指す。

リープ株式会社ホームページより:https://www.leapkk.co.jp/concept/

――評価を行うためのテストは、当初から紙ベースではなくCBTで実施するというお考えだったのでしょうか。

堀氏 そうですね。紙ベースだと集計も大変ですし、いつでもどこでもテストを受けられるというわけにもいかないので、不便ですよね。管理も大変ですし、やはりテストを実施するならCBTかなと最初から考えていました。

製薬会社への理解、テストに対する思想のマッチが導入の決め手に

――他のサービスとの比較検討はされていたのでしょうか。

堀氏 他のサービスとの比較検討はしていませんでした。もともと御社のeラーニングシステム(SAKU-SAKU Testing)を利用しており、CBTをベースに学んでいくシステムだったので、仕組みを知っていたというのもあります。

また、弊社のお客様の多くが製薬会社ということもあり、御社が製薬会社との取引を多数されていて、製薬会社の状況や仕事内容を理解しているのも、重要なポイントでした。

なにより、御社の「テストをベースに学ばせていく」という考え(テストエデュケーション)が、弊社の思想とマッチしているのも、選んだ理由としては大きかったです。

信頼性の高いテストシステムであることが一番のメリット

――実際にMASTER CBT PLUSを導入いただき、良かった点を教えてください。

堀氏 MASTER CBT PLUSはさまざまな企業や学校などで利用されているため、お客様に対して、テストに対する信頼性を担保できているというのが一番のメリットです。
また、集計とテスト結果をつけるのが楽だと感じています。
御社の「Remote Testing」はまだ利用していないのですが、リモート監視システムも使えるということをお客さんに伝えることで、テストをきちんと受けないといけないというテストを受ける側の姿勢を保たせることができるのも良い点です。

――お客様の要望があれば、リモート監視もつけて行う予定でしょうか。

堀氏 はい。現状は、そこまでの監視体制は取ってないのですが、顧客ニーズは高いです。最終的にはシステムのみならず、テストやテスト結果について信頼性の高いテストサービスにしたいと思っています。


テストのお作法を学ぶために「サクモンコンサル」を利用

 ――MASTER CBT PLUS導入の際に、問題作成のコンサルティングサービス「サクモンコンサル」もご利用いただきましたが、ご利用の経緯を教えてください。

 

堀氏 まず、テストをどう作ったらいいのかというのが課題としてありました。テストの具体的な作り方、お作法みたいなものを1回きちんと知りたかったというのが大きいです。
誰に相談したらいいか分からなかったので、今回利用させていただきました。

 ――「サクモンコンサル」を利用してみて、良かった点やどんな方にお勧めしたいかを教えてください。

堀氏 サクモンコンサルでは、「こういったテストの時にはこんな失敗の可能性がある、こんなテストがCBTに向いてる」といったCBTを運用する上での作問のコツについてレクチャーいただきました。実際にCBTを運用してみて、大切な内容だったと後から実感しました。

多くの企業では、従業員の何らかの知識を測らないといけない場面があると思いますが、テストの作り方が分からないので、その知識について暗記しているかどうかをチェックする程度で、本当に確認したい社員の方の知識レベルやその知識の理解度については測定できていないのが実情だと思います。
テストの作り方が分かれば、従業員のパフォーマンスを測ることができるので、企業内の人材育成や教育に関わる方に「サクモンコンサル」はお勧めです。

成果創出につながる社員の行動、その思想や動機を測るテストを作りたい

――MASTER CBT PLUSを導入いただき、これからやっていきたいことなど、今後の展望を教えてください。

堀氏 人が行動つまりパフォーマンスやスキルを発揮する手前には、その行動に至るまでの動機みたいなものがあると思います。それは内面にしかなく、表出されるものではないので、そこを評価できるテストを作りたいと思っています。
実際、行動にうつしてからでしか評価は難しいじゃないですか。そうすると本当は能力がある、またはきちんとした思想をもっているのに、たまたま失敗してしまったがために、パフォーマンステストの点数が下がったり、それによって悪いフィードバックをもらってしまうということが現実的に起きています。
それはその一場面だけ切り取って評価をしているからなのですが、潜在的なものも測れるテストをMASTER CBT PLUSを活用して作れたら面白いと思っています。

 ――本日はありがとうございました。

【プロフィール】

リープ株式会社

教育工学(Human Performance Improvement, Instructional Design)とサービス工学に基づいて事業目標を達成する教育・サービス・業務の設計を行うことにより、人・組織の生産性向上を目的とした支援を行っている。

HP:https://www.leapkk.co.jp/

 

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