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説得力のある人の特徴とは?今日から実践できる話し方と磨き方

自分の意見や提案がなかなか受け入れられないと感じることはないでしょうか。

ビジネスシーンや日常生活において、相手を納得させ、動かす力は非常に重要です。

説得力がある人は、特別な才能をもっているわけではなく、日々の意識や話し方に共通の特徴が見られます。

この記事では、説得力がある人の具体的な特徴を解説するとともに、今日から実践できる話し方のポイントや、長期的に能力を高めるためのトレーニング方法を紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.そもそも「説得力」とは相手を納得させる力のこと
  2. 2.周囲を納得させる!説得力のある人に共通する5つの特徴
    1. 2.1.堂々とした態度で自信が感じられる
    2. 2.2.相手の利益も考えた提案ができる
    3. 2.3.豊富な知識や確かな実績をもっている
    4. 2.4.相手の話を真摯に聞く姿勢がある
    5. 2.5.発言に責任感があり周囲から信頼されている
  3. 3.今日から実践できる!説得力を高める話し方のポイント
    1. 3.1.最初に結論を伝えてから理由を説明する
    2. 3.2.具体的なデータや数値を根拠として示す
    3. 3.3.専門用語を避け、相手に合わせた言葉を選ぶ
    4. 3.4.メリットだけでなくデメリットも正直に伝える
  4. 4.説得力を根本から鍛えるためのトレーニング方法
    1. 4.1.論理的思考力を養い、話の矛盾をなくす
    2. 4.2.相手の立場や状況を深く理解しようと努める
    3. 4.3.日頃から誠実な行動を心がけ信頼関係を築く
    4. 4.4.小さな成功体験を積み重ねて自信をつける
  5. 5.まとめ
  6. 6.社員のスキルアップ研修にeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」をご活用ください

そもそも「説得力」とは相手を納得させる力のこと



説得力とは、単に議論で相手を言い負かすことや、自分の意見を一方的に押し通すことではありません。自分の主張や提案について、相手が内容を深く理解し、「なるほど、その通りだ」と心から納得して、自発的な行動に移るよう促す力のことです。

そのためには、論理的な正しさに加え、話し手への信頼や感情への配慮も不可欠な要素となります。これらが組み合わさって初めて、人の心を動かす説得力のある話が生まれるのです。

周囲を納得させる!説得力のある人に共通する5つの特徴


周囲を巻き込み、物事を円滑に進める説得力のある人には、いくつかの共通点が存在します。それらは、単なる話し方の技術だけでなく、その人の姿勢や日頃の行いに根ざしている場合がほとんどです。

自信に満ちた態度や相手を思いやる姿勢、そして揺るぎない信頼性など、内面からにじみ出る要素が、言葉に重みと影響力を与えます。

ここでは、説得力のある人の特徴を5つの側面に分けて具体的にみていきます。

堂々とした態度で自信が感じられる

説得力のある人は、話し方や立ち居振る舞いに自信が表れています。

例えば、相手の目を見て話す、少しゆっくりとした落ち着いたトーンで話す、背筋を伸ばして堂々とした姿勢を保つといった非言語的な要素が、聞き手に安心感と信頼感を与えます。

こうした自信は、単なる思い込みから生まれるのではなく、テーマに対する深い知識や入念な準備、そして過去の成功体験に裏打ちされています。

自信をもつための地道な行動を積み重ねているからこそ、その態度が自然と相手に伝わり、発言の説得力を高めるのです。

相手の利益も考えた提案ができる

自分の要求や主張を一方的に伝えるだけでは、相手は反発を覚えやすくなります。

説得力のある人は、自分の提案が相手にとってどのようなメリットをもたらすのかを明確に示し、お互いにとって良い結果となる「Win-Win」の関係を目指します。

そのためには、事前に相手の立場や抱えている課題、求めているものをリサーチし、理解しようと努める行動が欠かせません。

相手の利益を尊重する姿勢を見せることで、提案は受け入れられやすくなり、協力的な関係を築くことにもつながっていきます。

豊富な知識や確かな実績をもっている

発言の説得力は、その内容を裏付ける専門知識や経験、そして過去の実績によって大きく左右されます。

特定の分野について深い知識をもっていたり、過去に同様の案件で成功を収めた実績があったりすると、言葉の一つひとつに重みと信憑性が生まれます。

こうした知識や実績は一朝一夕で身につくものではなく、日頃から関連情報を収集したり、さまざまな経験を積んだりする地道な行動の賜物です。

継続的な学習と実践を通じて得られた専門性が、揺るぎない説得力の土台となります。

相手の話を真摯に聞く姿勢がある

優れた説得力をもつ人は、自分が話すことと同じくらい、相手の話を聞くことを重視します。相手の意見や懸念事項、質問に対して真摯に耳を傾け、まずは受け止める姿勢を示すことで、相手は「自分のことを理解しようとしてくれている」と感じ、心を開きやすくなります。

この傾聴という行動を通じて、相手が本当に懸念している点や価値を置いているポイントを正確に把握でき、より的確なアプローチが可能になります。

一方的な説得ではなく、対話を通じて合意形成を目指す姿勢が、相手の納得感を引き出すのです。

発言に責任感があり周囲から信頼されている

説得力の根幹をなすのは、その人に対する信頼です。

どれだけ巧みな話術を用いたとしても、話し手が信頼できなければ、その言葉が人の心を動かすことはありません。

信頼は、日々の言動の積み重ねによって築かれます。

自分の発言に責任をもち、約束したことは必ず守る、困難な状況でも誠実に対応するといった一貫した行動が、「この人の言うことなら間違いない」という評価につながります。

この揺るぎない信頼関係こそが、説得力を発揮するための最も重要な基盤となるのです。

今日から実践できる!説得力を高める話し方のポイント


説得力は、日々のコミュニケーションで意識的に取り組むことで高めることが可能です。

特別なスキルがなくとも、話の構成や言葉の選び方を少し変えるだけで、聞き手の理解度や納得感は大きく変わります。

特に、論理的な構造客観的な根拠、そして相手への配慮という3つの要素を意識した説得力のある話し方を実践することで、自分の意図がより正確に伝わるようになります。

ここでは、すぐに取り入れられる具体的なポイントを紹介します。

最初に結論を伝えてから理由を説明する

ビジネスシーンで効果的な話し方の基本として、まず結論から先に述べることが挙げられます。話の冒頭で「何が言いたいのか」という要点を明確に提示することで、聞き手は話のゴールを把握した上で、その後の理由や具体例を聞くことができます。

これにより、話の全体像が掴みやすくなり、内容の理解が格段に進みます。

この「結論→理由→具体例→結論」という構成はPREP法(Point・Reason・Example・Point)とも呼ばれ、話を論理的に組み立てるための基本的なフレームワークです。

だらだらと経緯から話すのではなく、要点を先に示す意識をもつことが重要です。

具体的なデータや数値を根拠として示す

「とても良い」「かなり多い」といった曖昧な表現では、話の信憑性が低く、相手を納得させるのは困難です。

「売上が30%向上した」「顧客満足度が前年比で15ポイント上昇した」のように、具体的なデータ数値を用いて説明することで、主張の客観性が一気に高まります。

数字は誰もが共通認識をもてる客観的な事実であり、説得力のある内容にするための強力な武器となります。

根拠となるデータを示す際は、その情報の出所を明らかにすることも、信頼性を担保する上で大切です。

専門用語を避け、相手に合わせた言葉を選ぶ

どれだけ論理的で正しい内容であっても、その言葉が相手に伝わらなければ意味がありません。特に、自分にとっては当たり前の専門用語や業界用語が、相手にとっては理解を妨げる壁になることがあります。

説得力のある人は、常に聞き手の知識レベルや立場を考慮し、誰にでもわかるような平易な言葉に置き換えて話すことを心がけています。

相手の理解度に合わせた言葉選びをすることで、スムーズな意思疎通が可能となり、結果として説得力のある内容として伝わるのです。

メリットだけでなくデメリットも正直に伝える

提案や説明を行う際に、良い点ばかりを強調すると、かえって相手に不信感を与えてしまうことがあります。

物事には必ずメリットとデメリットの両側面が存在するため、考えられるリスクや懸念点についても正直に伝える姿勢が重要です。

デメリットを正直に開示した上で、それに対する対策や代替案を示すことで、誠実な印象を与え、話全体の信頼性が増します。

両面を提示するアプローチは、より深く物事を検討している証となり、説得力のある内容として相手に受け入れられやすくなります。


説得力を根本から鍛えるためのトレーニング方法


話し方のテクニックを実践するだけでなく、長期的な視点で説得力を根本から強化していくことも大切です。説得力は、思考の仕方や他者との関わり方、そして自分自身のあり方といった、より本質的な要素に支えられています。

日々の習慣や意識を変えることで、表面的なスキルではない、揺るぎない説得力を身につけることが可能です。

ここでは、説得力の土台を築くためのトレーニング方法を紹介します。

論理的思考力を養い、話の矛盾をなくす

説得力のある話の土台には、一貫性のある論理が不可欠です。

物事を構造的に捉え、原因と結果の関係を正しく整理する論理的思考力を鍛えることで、話の矛盾や飛躍がなくなります。

日頃から「なぜそう言えるのか?」「根拠は何か?」と自問自答する癖をつけたり、物事を要素分解して考えるトレーニングを行ったりするのが有効です。

こうした訓練を続けることで、自分の主張を支える骨格が強固になり、誰が聞いても筋が通っていると感じる論理的な話を組み立てられるようになります。

相手の立場や状況を深く理解しようと努める

説得は、相手がいてはじめて成立するコミュニケーションです。

したがって、相手の立場や価値観、抱えている課題を深く理解しようと努める姿勢が極めて重要となります。普段の会話から相手の話に注意深く耳を傾け、言葉の背景にある感情や意図を汲み取る練習をしましょう。

相手の視点に立って物事を考える習慣をつけることで、一方的な主張ではなく、相手の心に響く言葉を選べるようになります。

この相手を理解しようとする行動が、最終的に相手の納得を引き出す鍵となります。

日頃から誠実な行動を心がけ信頼関係を築く

説得力は話の内容以上に「誰が話しているか」に大きく影響されます。

日頃から周囲の信頼を得ている人の言葉は自然と重みをもちます。

信頼は日々の地道で誠実な行動の積み重ねによってのみ築かれるものです。

小さな約束を守る、時間を厳守する、困難な仕事でも責任をもって最後までやり遂げる、といった誠実な行動を心がけることが信頼の土台をつくります。

この信頼という無形の資産こそがいざという時に発言の説得力を何倍にも高めてくれるのです。

小さな成功体験を積み重ねて自信をつける

説得力のある態度や堂々とした振る舞いは、内面的な自信から生まれます。

自信を育むためには、成功体験を積み重ねることが効果的です。

最初から大きな目標を掲げるのではなく、「今日の会議では一度は発言する」「短いプレゼンを完璧に準備して臨む」といった、達成可能な小さな目標を設定し、それを一つひとつクリアしていきましょう。

この地道な行動を通じて得られる「できた」という感覚が、自己肯定感を高めます。

小さな成功の積み重ねが、やがて大きな自信へとつながり、説得力のある言動を支える基盤となります。


まとめ

説得力は、もって生まれた才能ではなく、意識とトレーニングによって後天的に高めることができる能力です。説得力のある人は、自信のある態度や相手を尊重する姿勢、そして揺るぎない信頼といった特徴を共通してもっています。

これらは、結論から話す論理的な構成、客観的なデータに基づく根拠、相手に合わせた言葉選びといった話し方の工夫と、日々の誠実な行動や学習の積み重ねによって支えられています。

紹介したポイントを実践し、長期的な視点でトレーニングを続けることで、誰でも周囲を納得させ、動かす力を身につけることが可能です。

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