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「試験官」と「試験監督」の違いを解説!

試験の運営において重要な役割を果たす試験官と試験監督。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
本記事では教育関係者や試験主催者に向けて、両者の具体的な役割と責任の違いを解説していきます。また、試験の運営に携わる「試験監督」の業務内容について詳しく説明します。

目次[非表示]

  1. 1.「試験官」と「試験監督」はどう違う?
  2. 2.試験監督の役割とは
    1. 2.1.①試験会場の準備
    2. 2.2.②試験当日の本人確認
    3. 2.3.③試験前に注意事項を説明
    4. 2.4.④問題用紙・解答用紙の配布、回収
    5. 2.5.⑤試験の監視
    6. 2.6.⑥試験の時間管理
  3. 3.試験監督を配置するメリットとデメリット
    1. 3.1.試験監督を配置するメリット
    2. 3.2.試験監督を配置するデメリット
  4. 4.試験監督不要のオンライン試験の実施方法
    1. 4.1.IBTでのオンライン試験
    2. 4.2.IBTとリモート監視を併用するオンライン試験
    3. 4.3.IBTと操作制御アプリケーションを併用するオンライン試験
  5. 5.まとめ

「試験官」と「試験監督」はどう違う?

試験官と試験監督は、しばしば役割が混同されますが、実際には異なる職務と責任があります。

試験官は試験内容の専門家で、問題作成や採点基準の設定に関わり、試験の質を保つために中心的な役割を果たします。
また、試験の立ち会いや監督、受験者との面接を行う者も試験官といわれます。

試験監督は試験が滞りなく、正しく実施されることを確認し、監視、ルールの適用、不正行為の阻止を主な職務として、試験の透明性と正義を保証します。
試験運営を中心に担うのが試験監督です。

試験監督の役割とは

試験監督は試験が公平かつ正確に運営されることを保証するために欠かせない存在です。
具体的にはどのような役割があるのでしょうか?
試験監督の役割は試験の全プロセスを監視し、問題の配布、回収、機密性の維持を行い、不正行為を防ぎ、すべての受験生が同等の条件で試験を受けられるようにすることです。

具体的な役割を細かく解説していきます。

①試験会場の準備

試験監督は試験会場の準備時に、受験者が快適に集中できる環境を整えることを最優先します。具体的には、以下のような準備を行います。
・適切な照明を確保し、受験者が読解や書き込みをスムーズに行えるようにする
・外部の騒音を遮断し、集中力を妨げる要因を最小限に抑える
・試験場周辺の環境を事前に調査し騒音対策を行う
・試験会場のレイアウトを工夫する
 ▶各席が適切な距離で配置され、視線が交差しないよう配慮する
 ▶受験者の必要とする技術的サポート、例えば電源やインターネット接続も完備する

これらの準備は、受験者が平等かつ最適な条件で試験に臨めるようにするため、非常に重要です。試験監督はこれらの環境を整えることで、すべての受験者が自らの能力を最大限に発揮できるようサポートします。

②試験当日の本人確認

試験監督は受験者が会場に入る際、写真付きの身分証明書など公的な証明書を提示してもらい、登録情報との一致を確認します。
これにより、受験者本人が試験に参加していることを保証し、不正行為のリスクを大幅に減少させます。

さらに、試験監督は受験者の身分証明書の詳細をチェックし、試験中の不審な行動を監視します

③試験前に注意事項を説明

試験監督にとって、試験開始前に受験者に試験のルールや注意事項の説明をするのも大切な役割です。

試験監督は、具体的な持ち込み可能なアイテム、試験時間の確認、休憩時間など、試験に関する情報を説明します。
例えば、電子機器の使用が許可されているかどうか、身の回り品を机の上に置いて良いのか、携帯の電源は切るのか、使用できる腕時計の決まりはあるか、試験中にトイレ等の休憩が認められているかといった内容です。

これらの説明を通じて、受験生は試験が始まる前にすべてのルールを理解し、不公平な障害に直面することなく試験に集中することが可能です。

④問題用紙・解答用紙の配布、回収

問題用紙と解答用紙の配布および回収の適切な管理も試験監督の役割です。試験監督は各受験者に問題用紙を正確に配布し、完成した解答用紙を慎重に回収します。
特に大規模な試験の場合、これらのプロセスの効率性と速度が試験全体のスムーズな進行と公平性を保つために不可欠です。

配布時には試験監督者が受験者全員が同時に問題用紙を受け取れるようにし、解答開始時間に一斉に試験を行えるようにします。
一方、回収時には全ての解答用紙を確実に回収し、外部に漏れないよう厳重に管理します。こうした厳密な手順を踏むことで、受験生同士の不正が防がれ、試験の公正性を高めることが可能です

⑤試験の監視

試験監督は不正防止においても中心的な役割を担います。試験中、試験監督は会場内を巡回し、受験者が不正行為をしないように監視します。これにより、すべての受験者に平等な試験環境が保証されます。

また、監督者は受験者からのさまざまな質問に対応する必要があります。
試験問題への疑問や、筆記用具の追加要求等も含まれます。問題が発生した場合、試験監督は迅速に対応し、試験進行が妨げられないようにする必要があります。

⑥試験の時間管理

試験の開始から終了までの時間管理も試験監督の重要な役割です。試験が予定通りに始まり終わることで、全体の時間配分を均等に保ち、どの受験者も公平な条件で試験に臨むことができます。
途中退室できる試験では、その時間をアナウンスをしたり、トラブルで開始時間が遅くなってしまった場合に終了時間の調整をするなども試験監督に求められる役割です。

試験監督を配置するメリットとデメリット

試験監督は試験の公平性と整合性を保証する上で重要であることを解説してきました。
試験監督者が適切に配置されることで、不正行為を防ぎ、すべての受験生に平等な試験環境を提供できます。
ここでは、試験監督を配置するメリットとデメリットを具体的に紹介します。

試験監督を配置するメリット

試験監督を配置する最大のメリットは、試験の公正性と正確性を担保できることです。特に、教育者や試験主催者にとって、一貫した試験実施ルールの適用が不可欠です。試験監督は、ルールが厳格に守られているかを監視し、すべての受験者が公平な条件で試験に臨めるよう保証し、不正行為のリスクを最小限に抑えます。

また、試験進行の詳細な管理が試験監督の存在によって可能となり、予期せぬ問題や出来事が発生した際には迅速に対応できるため、試験の流れがスムーズに進みます。
このように、試験監督の導入は試験の公正性だけでなく教育品質の向上にも寄与するため、教育者や試験主催者には必須の取り組みです。試験監督者の適切な選定と配置は教育と評価の正確さを保つ上で決定的な役割を果たします。

試験監督を配置するデメリット

試験の透明性と公正性を保つため、試験監督の配置は不可欠です。しかし、デメリットもあります。特に、追加の人員が必要なため発生するコストは、教育機関や試験主催者にとって大きな問題です。主なデメリットとして、人件費や研修費の増加があります。大規模な試験では多くの試験監督が必要となり、費用が膨らみます。

さらに、試験監督の質を高めるためには、適切な人材の選定と継続的な研修が必要です。高い能力をもつ試験監督を確保することは、時間とコストがかかります。これらの要因が相まって、試験監督の配置によるデメリットが顕著になります。

また、試験監督による試験中の巡回があったとしても同時に複数人を監視するため、不正行為を完全に防止できるわけではありません。
不正行為を完全に防げるわけではない点もデメリットの一つです。

試験監督不要のオンライン試験の実施方法

これまで解説してきたように試験監督を導入するメリットは大きいですが、デメリットもあるのが実情です。
また、試験監督を用意するのが難しい場合もあり、そのような時はオンライン試験を活用することによって試験の実施が可能となります。
ここでは、試験監督不要で実施できるオンライン試験について解説します。

IBTでのオンライン試験

IBTは「Internet Based Testing」の略称で、インターネットを利用した試験の総称です。
コンピューターのほか、タブレットやスマートフォンなど、いろいろなデバイスを利用して受験できる試験です。 インターネットの環境があれば自宅でも受けることができます。そのほか、自社内や学校内の特定のスペースや設備を使った試験にも活用できるのが特徴です。
問題を多数用意しておけば、問題をランダムで出題することができるため、他の人との問題の共有ができません。また、選択肢の順番も変えることができるため、他の人の回答を盗み見みる、答えを教えてもらうなどの不正行為をするのが難しくなります。
IBTに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。


IBTとは?CBTとの違いやカンニング対策を徹底解説

イー・コミュニケーションズではIBTシステムの「MASTER CBT PLUS」を提供しています。各種検定や社内試験の実施として導入いただいております。

IBTとリモート監視を併用するオンライン試験

上記のIBTに試験中の様子をWebカメラで録画し、AIで解析するリモート監視システムをつけて行う方法があります。
試験開始前に身分証での本人確認を行い、試験中の様子をWebカメラで録画するとともに、試験中の様子が画面に表示されることで、不正行為の抑止力となります。また、録画した動画をAIが解析し、不正と思われる挙動を検知します。
試験監督がいないことで、不正行為対策に不安がある場合に有効です。
イー・コミュニケーションズではリモート監視サービスの「RemoteTesting」を提供しています。リモート監視にご興味がおありの場合は、お問い合わせください。

IBTと操作制御アプリケーションを併用するオンライン試験

IBTと操作制御アプリケーションを併用する方法もあります。操作制御アプリケーションは、試験中のパソコンでの検索や他ファイルの閲覧を制御したり、画面キャプチャを制御したりすることが可能で、不正行為や問題漏洩を防ぐことが可能です。
イー・コミュニケーションズでは操作制御アプリケーションの「ULTRA GUARDIAN」を提供しております。

上記の「RemoteTesting」と併用することで、さらに厳格なオンライン試験が可能となります。

まとめ

本記事では「試験官」「試験監督」の違いと、試験監督がいなくても実施できるオンライン試験について解説しました。
イー・コミュニケーションズでは検定試験や社内試験、国家試験などさまざまな試験のDX化のご支援をしています。ご興味がおありの場合は、お気軽にお問い合わせください。

 

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