コンプライアンスとは?違反事例と企業が取るべき対策をわかりやすく解説

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近年、「コンプライアンス」がますます重要視されつつあります。

コンプライアンスは、単なるルールや法律の遵守だけでなく、企業の信頼や働きやすさにも関わる大切な考え方です。

本記事では、身近な違反例やリスク、企業ができる具体的な対策まで、コンプライアンスについてわかりやすく解説します。

初めて学ぶ方も、改めて意識を確認したい方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次[非表示]

  1. 1.コンプライアンスとは?
    1. 1.1.コンプライアンスの3つの構成要素
      1. 1.1.1.法令
      2. 1.1.2.就業規則・社内規程
      3. 1.1.3.社会規範・企業倫理
  2. 2.「コンプライアンス」と混同されやすい関連用語
    1. 2.1.コーポレートガバナンスとの違い
    2. 2.2.CSR(企業の社会的責任)との違い
    3. 2.3.内部統制・リスクマネジメントとの関係
  3. 3.なぜ今コンプライアンスが重要なのか
    1. 3.1.企業不祥事による影響の拡大
    2. 3.2.SNS・デジタル化によるリスクの増加
    3. 3.3.社会的信用が企業価値を左右する時代になった
  4. 4.実際に起きているコンプライアンス違反の事例
    1. 4.1.不正経理・会計不正
    2. 4.2.労働問題・ハラスメント
    3. 4.3.情報漏えい・情報セキュリティ違反
    4. 4.4.独占禁止法違反・贈収賄などの不正取引
  5. 5.身近な場面で起こるコンプライアンス違反例
    1. 5.1.備品やデータの私的利用
    2. 5.2.SNSでの不適切投稿
    3. 5.3.著作権侵害・無断転載
    4. 5.4.勤務時間・出退勤の虚偽申告
    5. 5.5.生成AIの不適切利用
  6. 6.コンプライアンス違反が発生する原因
    1. 6.1.コンプライアンス意識や知識の不足
    2. 6.2.過度なノルマやプレッシャー
    3. 6.3.相談しづらい組織風土
    4. 6.4.ルールや教育の形骸化
  7. 7.コンプライアンス違反がもたらすリスク
    1. 7.1.損害賠償・法的責任
    2. 7.2.社会的信用の失墜
    3. 7.3.従業員の離職・士気低下
    4. 7.4.企業価値・ブランドの毀損
  8. 8.企業が取るべきコンプライアンス対策
    1. 8.1.マニュアル・社内規程の整備
    2. 8.2.コンプライアンス研修の実施
    3. 8.3.相談・内部通報窓口の設置
    4. 8.4.経営陣のリーダーシップと組織体制づくり
    5. 8.5.外部専門家との連携
    6. 8.6.継続的なモニタリングと改善
  9. 9.まとめ
    1. 9.1.コンプライアンス研修に関するコンテンツ

コンプライアンスとは?


コンプライアンス(compliance)とは、本来「法令遵守」を意味する言葉です。

しかし現在の企業活動では、法律を守るだけでなく、社内ルールや社会規範、企業倫理に沿って行動することまで含めてコンプライアンスと考えられています

近年は、法令違反ではなくても社会的に不適切な行為が問題視されるケースも増えており、企業には法令遵守にとどまらない、より広い視点でのコンプライアンスが求められています。

コンプライアンスの3つの構成要素

企業におけるコンプライアンスは、主に「法令」「就業規則・社内規程」「社会規範・企業倫理」の3つを守ることを指します。

法令

法令とは、国や自治体が定める法律や条例、規則などのことです。

企業は労働基準法や個人情報保護法、独占禁止法など、自社の事業に関わる法令を正しく理解し、遵守する必要があります。
法令違反は行政処分や罰則の対象となるだけでなく、企業の信用にも大きな影響を及ぼします。

就業規則・社内規程

就業規則や情報セキュリティポリシー、業務マニュアルなど、企業が独自に定めるルールもコンプライアンスの対象です。

法令に違反していなくても、社内規程に反する行為は組織運営上の問題となる場合があります。そのため、従業員は法令だけでなく、自社のルールについても理解し、適切に行動することが求められます。

社会規範・企業倫理

社会規範・企業倫理とは、法律や社内ルールでは明文化されていないものの、社会から求められる常識や倫理観のことです。

例えば、不適切なSNS投稿やハラスメント行為、顧客や取引先への不誠実な対応などは、法令違反ではなくても企業の信頼を損なう可能性があります。

近年では、企業活動に対する社会の目が厳しくなっており、「法律違反でなければ問題ない」という考え方は通用しなくなっています。

そのため、社会規範や企業倫理を踏まえた行動も、コンプライアンスの重要な要素となっています。

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「コンプライアンス」と混同されやすい関連用語

コンプライアンスは、法令遵守や企業倫理を守ることを指す言葉ですが、よく混同される概念として「コーポレートガバナンス」や「CSR」、「内部統制」などがあります。

ここでは、関連する用語との違いや関係をわかりやすく整理し、企業活動の中でコンプライアンスがどのような位置づけにあるのかを見ていきます。

コーポレートガバナンスとの違い

コーポレートガバナンスとは、企業が適切に経営判断を行い、株主や関係者の利益を守るための仕組みを指します。
一方でコンプライアンスは「法律や規範を守ること」に焦点を置いた概念です。

簡単に言えば、コンプライアンスは“守るべきルール”に関する行動の基準であり、ガバナンスは“企業の仕組みや意思決定の枠組み”を指します。

つまり、コンプライアンスはガバナンスを支える土台であり、両者は切り離せない関係にあります。

▶関連記事:コンプライアンスとガバナンスの違いとは?強化するメリットや体制づくりを解説

CSR(企業の社会的責任)との違い

CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略で、企業が社会や環境に対して果たすべき責任を意味します。
コンプライアンスが法令遵守や社内規範に焦点を当てるのに対し、CSRは社会全体に対する貢献や責任を強調する点が異なります。

例えば、法令違反がなくても、環境保護や地域社会への貢献を怠ればCSR上の問題となります。そのため、コンプライアンスとCSRは密接に関連しつつも、目的と対象範囲がやや異なる概念です。

▶関連記事:CSR(企業の社会的責任)とは?コンプライアンスとの違い・実務での活用を徹底解説

内部統制・リスクマネジメントとの関係

内部統制とは、企業が業務を適正に行うための仕組みやルールの総称で、業務プロセスや承認フロー、帳簿管理などが含まれます。

リスクマネジメントは、企業活動に潜むさまざまなリスクを特定し、予防・軽減する取り組みです。

コンプライアンスはこの内部統制やリスクマネジメントと密接に関わっており、ルールを守る行動を通じてリスクを最小化する役割を担います。

つまり、コンプライアンスは、内部統制やリスクマネジメントで決められたルールを実際に守る行動のことを指します。企業全体の仕組みを理解するうえでも、重要な役割を果たしています。

なぜ今コンプライアンスが重要なのか

コンプライアンスは以前から企業経営に欠かせない考え方でしたが、近年はその重要性がさらに高まっています。

法令違反や不祥事が発覚した場合の影響が大きくなっていることに加え、企業に対してより高い透明性や社会的責任が求められるようになっているためです。

ここでは、コンプライアンスが重視される背景について解説します。

企業不祥事による影響の拡大

近年、不正会計や情報漏えい、労務問題などの企業不祥事が相次いでいます。

こうした問題は行政処分や損害賠償だけでなく、企業の信用低下や取引停止などにもつながる可能性があります。

また、不祥事の背景には個人の問題だけでなく、組織風土や管理体制の不備が潜んでいるケースも少なくありません。

そのため、企業全体でコンプライアンスを徹底し、不正やトラブルを未然に防ぐ取り組みが求められています。

SNS・デジタル化によるリスクの増加

インターネットやSNSの普及により、企業や従業員の行動はこれまで以上に社会から注目されるようになりました。

社員による不適切な投稿や情報漏えいは、短時間で拡散され、企業ブランドに大きな影響を与える可能性があります。

また、テレワークの普及や生成AIの活用などにより、情報管理やセキュリティに関する新たなリスクも増えています。

こうした環境の変化に対応するためにも、コンプライアンス意識の向上が欠かせません。

社会的信用が企業価値を左右する時代になった

企業の評価は、商品やサービスの品質だけでなく、企業としての姿勢や社会的責任の果たし方にも大きく左右されます。

近年では、投資家や取引先からESG(環境・社会・ガバナンス)への対応を求められる場面も増えており、コンプライアンスは企業価値を支える重要な要素の一つとなっています。

法令やルールを守ることはもちろん、社会から信頼される企業であり続けることが、持続的な成長につながる時代になっているのです。

実際に起きているコンプライアンス違反の事例


コンプライアンス違反は、法律や社内規程、社会規範に反する行為によって発生します。

不正会計や情報漏えいといった大きな不祥事だけでなく、日常業務の中で起きる小さなルール違反が問題へ発展するケースも少なくありません。

ここでは、企業で実際に発生しやすい代表的なコンプライアンス違反の事例を紹介します。

不正経理・会計不正

不正経理や会計不正は、企業の信用を大きく損なうコンプライアンス違反です。

例えば、売上の過大計上や架空取引、経費の水増し、不適切な会計処理などが挙げられます。

こうした不正は株主や投資家、取引先に誤った情報を与えるだけでなく、発覚した場合には行政処分や刑事罰の対象となる可能性もあります。

労働問題・ハラスメント

労働関連の法令違反やハラスメントも、企業で多く見られるコンプライアンス違反の一つです。

長時間労働の強要やサービス残業、パワーハラスメント、セクシュアルハラスメントなどは、従業員の心身に大きな影響を与えるだけでなく、企業の社会的信用を低下させる原因となります。

近年では、カスタマーハラスメント(カスハラ)への対応不足が問題視されるケースも増えています。

情報漏えい・情報セキュリティ違反

顧客情報や個人情報、営業秘密などの漏えいも深刻なコンプライアンス違反です。

メールの誤送信や不適切なデータ管理、不正アクセスへの対策不足など、原因はさまざまです。

情報漏えいは取引先や顧客からの信頼低下につながるだけでなく、損害賠償や行政処分が発生する可能性もあります。

独占禁止法違反・贈収賄などの不正取引

企業間の取引においては、独占禁止法違反や贈収賄なども重大なコンプライアンス違反に該当します。

例えば、競合他社との価格調整や談合、取引先との不適切な金品授受などは、公正な競争を阻害する行為として厳しく規制されています。

こうした違反は企業の社会的信用を大きく損なうだけでなく、事業継続にも影響を及ぼす可能性があります。

身近な場面で起こるコンプライアンス違反例

コンプライアンス違反は経営層や管理部門だけの問題ではありません。

日常業務の中で何気なく行った行動が、法令違反や社内規程違反につながることもあります。

ここでは、従業員一人ひとりが注意したい身近なコンプライアンス違反の例を紹介します。

備品やデータの私的利用

会社の備品を私的に使用したり、業務データを個人のパソコンやUSBメモリに保存したりする行為は、コンプライアンス違反に該当する可能性があります。

本人に悪意がなくても、情報漏えいや資産の不正利用とみなされる場合があります。

SNSでの不適切投稿

SNSへの投稿が原因で企業の信用が損なわれるケースは少なくありません。

社内情報や顧客情報の投稿はもちろん、業務中の不適切な写真や発言が拡散されることで、企業全体の問題へ発展することもあります。

匿名アカウントであっても、内容によっては所属企業が特定される可能性があります。

著作権侵害・無断転載

インターネット上の画像や記事を無断で資料や提案書に使用する行為も、コンプライアンス上の問題となります。

「ネットに公開されているから自由に使える」と誤解されがちですが、著作権法に違反する可能性があります。

特に営業資料や社内研修資料の作成時には注意が必要です。

勤務時間・出退勤の虚偽申告

実際より長く働いたように申告したり、勤務していない時間を勤務時間として記録したりする行為もコンプライアンス違反です。

こうした不正は給与の不正受給や労務管理上の問題につながり、懲戒処分の対象となる場合があります。

生成AIの不適切利用

近年は、生成AIの利用に関するコンプライアンスリスクも注目されています。

例えば、顧客情報や社外秘情報を生成AIへ入力したり、AIが生成した文章や画像を権利関係の確認をせずに利用したりする行為は、情報漏えいや著作権侵害につながる可能性があります。

生成AIを業務で活用する際は、社内ルールや利用ガイドラインに沿って適切に利用することが重要です。

▼資料ダウンロード:企業のコンプライアンス違反事例

コンプライアンス違反が発生する原因

コンプライアンス違反は、従業員個人のモラルだけが原因で発生するわけではありません

企業の組織風土や業務環境、教育体制などさまざまな要因が重なり、違反につながるケースも少なくありません。

違反を未然に防ぐためには、発生後の対処だけでなく、「なぜ起きるのか」を理解し、根本原因に目を向けることが重要です。

コンプライアンス意識や知識の不足

従業員が法令や社内ルールを十分に理解していない場合、悪意がなくてもコンプライアンス違反が発生することがあります。

例えば、個人情報の取り扱いや著作権に関する知識不足により、本人は問題ないと考えていた行動が違反に該当するケースもあります。

そのため、ルールを整備するだけでなく、継続的な教育や研修を通じて、一人ひとりの理解を深めることが重要です。

過度なノルマやプレッシャー

厳しい売上目標や過度な成果主義は、不正やルール違反を誘発する要因となることがあります。

「結果を出さなければならない」という強いプレッシャーから、不適切な営業活動や不正な報告、労務管理上の問題が発生するケースも少なくありません。

コンプライアンスを徹底するためには、成果だけでなくプロセスも評価する仕組みづくりが求められます。

相談しづらい組織風土

上司や管理職に意見を言いづらい環境では、問題が発生しても早期に共有されず、違反が深刻化するリスクがあります。

また、「周囲もやっているから問題ない」「報告すると評価が下がるかもしれない」といった心理が働き、不適切な行為が見過ごされることもあります。

違反の芽を早期に発見するためには、相談窓口の整備や風通しの良い組織づくりが欠かせません。

ルールや教育の形骸化

コンプライアンス対策として規程や研修を整備していても、内容が十分に浸透していなければ効果は限定的です。

特に、毎年同じ内容の研修を実施しているだけの場合、「受講すること」が目的となり、実際の行動変容につながらないケースがあります。

コンプライアンスを定着させるためには、事例を活用した実践的な教育や理解度の確認、継続的なフォローを行うことが重要です。

コンプライアンス違反がもたらすリスク

コンプライアンス違反は単なるルール違反にとどまらず、企業経営にさまざまな影響を及ぼします。

法的責任や社会的信用の低下だけでなく、従業員や事業活動にも影響が広がるため、企業は違反によるリスクを正しく理解しておく必要があります。

ここでは、コンプライアンス違反によって生じる主なリスクを紹介します。

損害賠償・法的責任

コンプライアンス違反が発覚すると、損害賠償請求や行政処分、刑事罰などの法的責任を問われる可能性があります。

例えば、個人情報漏えいや労働法違反、不正会計などは、企業に多額の賠償金や罰金が発生する原因となります。

また、業種によっては営業停止命令や許認可の取り消しなど、事業継続に関わる処分を受けるケースもあります。

社会的信用の失墜

不祥事や違反行為は、メディアやSNSを通じて瞬く間に拡散されます。

一度失った信用を回復するには長い時間がかかり、顧客離れや取引停止につながることもあります。

法令違反そのものだけでなく、その後の対応が不適切だった場合には、さらに批判が大きくなる可能性があります。

従業員の離職・士気低下

コンプライアンス違反は、社外だけでなく社内にも大きな影響を与えます。

ハラスメントや不正行為が発覚すると、従業員の会社に対する信頼が低下し、職場のモチベーションやエンゲージメントの低下を招くことがあります。

また、人材流出や採用活動への悪影響につながるケースも少なくありません。

企業価値・ブランドの毀損

コンプライアンス違反は、企業価値やブランドイメージにも長期的な影響を及ぼします。

信用の低下によって取引先や顧客が離れ、売上や業績に影響する可能性があります。また、上場企業の場合は株価下落や投資家評価の低下につながることもあります。

近年はESG経営やサステナビリティへの関心も高まっており、コンプライアンスへの取り組みは企業評価の重要な要素となっています。

そのため、違反によるブランド毀損は、将来的な成長機会の損失にもつながりかねません。

企業が取るべきコンプライアンス対策

コンプライアンス違反を防ぐには、単にルールを設けるだけでは不十分です。

企業全体でコンプライアンス意識を浸透させるとともに、実効性のある仕組みと運用体制を整えることが重要です。

ここでは、企業が取り組むべき主なコンプライアンス対策を紹介します。

マニュアル・社内規程の整備

企業内で守るべきルールや手順を明文化したマニュアルや社内規程の整備は、コンプライアンス対策の基盤です。

業務上の判断基準や手続き、禁止事項を明確にすることで、従業員の行動指針が統一され、違反の未然防止につながります。

また、法令改正や社会情勢の変化に応じて定期的に内容を見直し、常に最新の状態を維持することも重要です。

マニュアルや規程を整備するだけでなく、従業員が内容を理解し、日常業務の中で実践できる状態にすることが求められます。

コンプライアンス研修の実施

コンプライアンス研修は、従業員一人ひとりの意識向上と行動変容を促すために欠かせない取り組みです。

ケーススタディやディスカッションを取り入れることで、単なる知識習得にとどまらず、実務で適切な判断を行う力を養うことができます。

また、新入社員・中堅社員・管理職など、階層ごとに内容を最適化することで、より実践的な教育が可能になります。

さらに、研修は実施して終わりではありません。
理解度テストやアンケート、受講履歴の管理などを通じて学習効果を確認し、継続的に改善することで、コンプライアンス意識の定着につなげることが重要です。

▶関連記事:コンプライアンス研修とは?目的・内容・効果的な実施方法を解説

相談・内部通報窓口の設置

社員が違反行為や不適切な行動に気付いた際、安心して相談・報告できる環境を整備することも重要です。

内部通報制度は、問題の早期発見と被害拡大の防止につながります。

匿名での通報や第三者機関の活用など、通報者が不利益を受けない仕組みを整えることで、制度の実効性を高めることができます。

経営陣のリーダーシップと組織体制づくり

コンプライアンスの定着には、経営陣の姿勢が大きく影響します。

トップ自らがコンプライアンスの重要性を発信し、企業としての方針を明確に示すことで、組織全体の意識向上につながります。

また、コンプライアンス推進部門や責任者を設置し、各部門と連携しながら取り組みを進めることで、継続的かつ実効性のある運用が可能になります。

外部専門家との連携

コンプライアンスを取り巻く法令や社会的要請は、常に変化しています。

そのため、社内だけで対応するのではなく、弁護士や社会保険労務士などの外部専門家と連携し、最新の法令や判例、実務動向を把握することも重要です。

特に労務管理や個人情報保護、ハラスメント対策などは制度変更が多いため、専門家の助言を受けながら社内ルールや運用体制を見直すことで、リスクの低減につながります。

継続的なモニタリングと改善

コンプライアンス対策は、一度整備して終わりではありません。

内部監査や定期的なチェック、ヒヤリハット事例の共有などを通じて、現場の課題や新たなリスクを継続的に把握することが重要です。

こうした取り組みを通じてPDCAサイクルを回し、制度や教育内容を改善していくことで、実効性の高いコンプライアンス体制を維持することができます。

まとめ

コンプライアンスとは、法令だけでなく、社内規程や社会規範、企業倫理を含めて適切な行動を取ることです。

近年は企業不祥事や情報漏えい、ハラスメント問題などが社会的な注目を集めており、コンプライアンス違反が企業に与える影響はますます大きくなっています。

また、コンプライアンス対策はルールを整備するだけでは十分ではありません。
従業員一人ひとりが正しい知識と判断基準を身につけ、日々の業務の中で実践できる状態をつくることが重要です。

そのためには、継続的な教育と理解度の確認を組み合わせながら、組織全体にコンプライアンスを定着させていく必要があります。

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