
リモート研修とオンライン研修の違いを徹底解説!中小企業の人事担当者に伝えたい研修を成功させるコツ
これまでの対面式研修から、デジタルツールを活用した研修へ。
本格的な研修方式の移行を検討中の人事担当者の方はいませんか?
そんなときに気になるのが、「リモート研修」と「オンライン研修」の違いです。
この記事では、デジタルを活用した研修を検討する中小企業の人事・研修担当者に向けて、リモート研修とオンライン研修の違いを分かりやすく解説しています。
さらに、研修を成功させるためのポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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リモート研修とオンライン研修の違いとは?
リモート研修とオンライン研修は、どこが違うのでしょうか?リモート研修とオンライン研修はどちらもインターネットを利用した研修方法で、基本的には同じです。言葉が異なるだけで、どちらも物理的に離れた場所同士をオンライン上でつなぎ、時間や場所を問わず学べる点が共通しています。
リモート研修とオンライン研修をあえて区別するとしたら、リモート研修はビデオ会議システムやライブ配信ツールを使い、講師と受講者がリアルタイムでやり取りします。ZoomやTeamsを使った講義やディスカッションがこれにあたります。
オンライン研修は、インターネットを通じて行う研修全般を指します。研修担当者がリアルタイムで講義を行う形式と、録画された講義や自己学習型の教材を使う形式の両方が含まれます。
リモート研修・オンライン研修の特徴
リモート研修・オンライン研修は、インターネットを通じて行う研修全般を指しますが、研修担当者がリアルタイムで講義を行う形式が一般的とされています。リモート研修・オンライン研修では、参加者全員が同じ時間にオンライン上で集まり、従来の教室型講義と同様の直接的な学びを得ることができます。
ちなみに、研修ツールとしてよく知られる「eラーニング」は事前に作成されたコンテンツを用い、受講者が自分のペースで学習を進める形式です。リモート研修やオンライン研修とは異なる自主学習型の方法となります。
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リモート研修・オンライン研修のメリット
ではリモート研修・オンライン研修の長所、短所にはどんなものがあるでしょうか。まずはメリットからご紹介します。
メリット① 場所を選ばず受講できる
リモート研修やオンライン研修はインターネットが使える環境さえあれば、自宅や通勤中の電車、外出先のカフェなど、好きな場所で受講できるのが最大のメリットです。従来の対面研修では全員が物理的に一箇所に集まる必要があり、会場の確保には大きなコストと手間がかかっていました。
一方、リモート研修やオンライン研修であれば好きな場所で受講できるため、多くの人が研修に参加できます。また働き方改革の観点からも、柔軟な対応ができる企業であることを示すアピールポイントにもなります。
メリット② 全員が同じ研修を受けられる
リモート研修やオンライン研修では、全員が同時に同じ内容の研修を受けることが可能です。そのため一部の人だけでなく、全員が一斉にスキルアップできる点も大きなメリットといえるでしょう。
また、Web会議ツールを使えば多拠点の受講者を1つの研修ルームに集めることができ、質問やディスカッションもテキストベースで行えるため、聞き逃した内容を後から確認することができます。
メリット③ 時間・お金・人材などの節約
リモート研修やオンライン研修は研修会場を準備する必要がないため、大幅なコスト削減が可能です。会場のレンタル費用や移動費、宿泊費が不要で、資料のペーパーレス化により印刷費用も節約できます。
リアル会場での準備や片付けも省けるので運営スタッフの負担も軽減され、受講者と運営者双方にとって効率的な研修が実現します。
リモート研修・オンライン研修のデメリット
ここからはデメリットについて解説していきます。
デメリット① 技術的な問題
リモート研修やオンライン研修では、参加者側に安定したインターネット接続と機器が必要です。またデジタルリテラシーが不足している受講者は、基本的な操作に困難を感じることがあり、学習効果に影響を与える可能性があります。
ネットワーク環境が不十分な場合もやり取りにトラブルが発生することがあるため、事前に機器や環境の確認を行い、必要に応じて受講者向けのマニュアルや説明会を実施するなどの工夫が必要です。
デメリット⓶ 物理的な存在感の欠如
リモート研修やオンライン研修では対面研修よりもコミュニケーションが制限されるため、参加者同士の交流やグループワークが十分に行えない場合があります。特に、コミュニケーションスキルやチームビルディングを目的とした研修では、この制約が影響を及ぼすことがあります。
講師と受講者、受講者同士の関係構築のための交流不足を補うために、チャット機能やグループワーク機能を備えたツールの活用がおすすめです。
デメリット③ 長時間のプログラムに向いていない
リモート研修やオンライン研修は、従来の集合研修に比べて集中力の維持が難しく、長時間のプログラムには不向きとされています。一人で画面を見続ける時間には限界があり、研修中に集中力が低下することで学習効果が下がる可能性があります。
また画面を見続けることによる疲労感や、実技を伴う研修やグループワークには対応しにくい点もデメリットとして挙げられます。改善するためには、こまめな休憩の設定や短いプログラム構成、ディスカッションを取り入れていきましょう。
リモート研修・オンライン研修を成功させるコツ
ここからはリモート研修・オンライン研修を成功させるためにできる具体的なやり方とコツを事前準備・当日運営・研修実施後に分けて解説していきます。
事前準備
研修実施に向けて、まずは下記の4つを行っておきましょう。
① スマホ・パソコンなど端末や機材を準備する
② 通信環境の確認を行う
③ セキュリティ対策は念入りに行う
④ トラブル対応の体制を整える
まず、スマホやパソコンなどの端末や機材を適切に準備し、通信環境の確認を行います。アプリのインストールなどが必要な場合はマニュアルや説明会を提供しましょう。またネットワーク外部からの侵入やアカウント・パスワードの管理など、厳重なセキュリティ対策を徹底することも大切です。トラブルが発生した場合の対応役を決めておき、トラブル内容もいくつか想定しておきます。
当日運営
リモート研修やオンライン研修では、コミュニケーションが不足しがちなのでプログラムの中にグループワークやディスカッションの時間を設け、参加者同士が意見を交わせる場を作りましょう。ただし、大人数だと発言しづらくなったり、全員が十分に意見を出せなかったりする可能性があるため1グループ4人以下の少人数制にします。
さらに、チャット機能を活用して質問を受け付け、リアクション機能を使って挙手や意見を表す場を作ることで、より活発な参加を促すことができます。複数のツールを組み合わせることで、より充実した研修を実施できるでしょう。
研修実施後
研修後は、受講者一人ひとりの理解度や研修の効果を把握するために、アンケートを実施します。性別や年代といった属性情報に加え、研修内容への満足度や、学んだことを業務にどう活かすかといった具体的な質問を取り入れることで、改善すべき点や今後の課題を明確にすることができます。これらのデータを活用して、次回の研修内容をより効果的に計画することで、継続的に質の高い研修を提供できるようになります。
■関連記事:研修のオンライン化に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
↓
研修をオンライン化するポイントとは?メリット・デメリットもご紹介
まとめ
リモート研修とオンライン研修は、ほぼ同じ意味合いをもちます。
そのどちらも柔軟な環境で学習を可能にする現代的な手法です。こうした研修は企業と社員の重要な接点であり、研修の設計や実施の工夫が求められます。
研修効果を最大化するために、改善を繰り返しながらデジタルツールを活用した研修体制を整えていきましょう。
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