
社内研修の面白いネタ9選!テーマを決めるときのポイントとは
人材育成や企業理解を深めるのに役立つ社内研修ですが、何度も繰り返しているうちにマンネリ化することがあります。「参加者の反応が薄い気がする」「効果が感じられない」と悩む人事・教育担当者も多いでしょう。
とはいえ、新たな社内研修のネタを考えるのは大変なものです。なかなか良いアイデアが出てこず困っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、社内研修の面白いネタを9つご紹介します。社内研修のネタを考える前にするべきことや、ネタを考える際のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.社内研修のネタを考える前にしておきたいこと
- 2.社内研修のネタやテーマを決めるときのポイント
- 2.1.自社に合った内容である
- 2.2.業務に必要なスキルが身につく
- 2.3.社員が自発的に参加できる内容であること
- 3.社内研修のネタ9選!面白い企画の一覧を参考にしよう
- 3.1.1.無人島研修
- 3.2.2.ウォーキング研修
- 3.3.3.ボルダリング研修
- 3.4.4.農業研修
- 3.5.5.海外研修
- 3.6.6.演劇研修
- 3.7.7.謎解き脱出ゲーム研修
- 3.8.8.ものづくり研修
- 3.9.9.グループディスカッション研修
- 4.まとめ
社内研修のネタを考える前にしておきたいこと
社内研修の具体的なネタを考える前にやっておきたいのが、社内研修を実施する目的を明確にすることです。目的がはっきりしないままでは、効果的な社内研修のネタが考えられません。
まずは自社の課題を洗い出してみましょう。社内のさまざまなところに目を向けると「部署間の連携がスムーズにいかず、業務効率が落ちている」「新入社員に自社の理念が定着していない」などの課題が見えてくるはずです。
課題が明確になれば、具体的な実施目的を決めやすくなります。
社内研修のネタやテーマを決めるときのポイント
社内研修を実施する目的が明確になったら、いよいよ社内研修のネタやテーマを決める作業に移りますが、ネタやテーマ決めの際に押さえておきたいポイントがあります。
自社に合った内容である
社内研修のネタを調べていると、他社が実施しているユニークな社内研修や、レベルが高い社内研修の情報が出てきます。
「うちでもできないかな」と思うかもしれませんが、他社の研修を安易に導入するのは避け、自社に合った内容であるかどうかをよく考えてみましょう。
社内研修はあくまでも、社内連携の強化や社員のスキルアップを図ったり、企業理念やビジョンを浸透させたりするために行うものです。どれだけ良いネタに見えても、自社に合った内容でなければ思うような効果は得られません。
自社の理念やビジョン、業務内容などに合ったネタであるかを確認し、検討することが大切です。
業務に必要なスキルが身につく
効果的な社員研修を実施したいなら、現場ですぐに使えるスキルが身につく内容にすることを意識しましょう。
研修によって社員のビジネスマナーやコミュニケーション能力、プレゼンスキルなどが向上すれば、会社全体の業務の質が上がります。
ただ面白いだけの研修になってしまっては、時間とコストをかけて実施した意味がなくなるので、実践的な研修も取り入れるように心がけましょう。
社員が自発的に参加できる内容であること
講師や進行役が一方的に話す講義型の研修は、ビジネスマナー研修やPCスキルを身に付ける研修など、特定のスキルや知識を身に付けるのに有効です。しかし、参加者が発言したり自分で考えたりする機会が少なく、退屈に感じやすいデメリットがあります。
グループワークやロールプレイング、ゲームなど、自分で考えて行動する内容を取り入れると、楽しみやすく退屈だと感じにくくなるでしょう。
社内研修のネタ9選!面白い企画の一覧を参考にしよう
ここからは、面白い社内研修のネタを9つご紹介します。社内研修のネタでお困りなら、ぜひ参考にしてください。
1.無人島研修
無人島研修とは、名前のとおり無人島で行う野外研修です。
資材集め・調理・居住空間の確保といったサバイバル生活を通して、自主性や忍耐力、コミュニケーションスキルなどを身に付けることが目的です。自分で考え動かなければならないので、退屈を感じることもないでしょう。
事故やトラブルが起こらないよう配慮し、研修中や終了後に疲労をケアするなど、運営側が細かにサポートする必要があります。
2.ウォーキング研修
ウォーキング研修は、気軽に実施できるうえに、体を動かすことでストレス解消になったり、コミュニケーションが活性化しやすくなったりするメリットがあります。
グループを組んで自分たちでルートを決めてもらったり、ウォーキングしながらタスクを達成していくようにしたりすれば、より楽しめるでしょう。仲間とひとつの目標に向かって協力し、達成する喜びも感じられます。
3.ボルダリング研修
スポーツを社内研修に取り入れたいなら、人工の壁や岩をよじ登っていくボルダリング研修もおすすめです。
ボルダリングを安全に楽しむには、同時に登らない、登っている人の下に立たないなど、さまざまなルールを守る必要があります。そのため、ボルダリング体験を通して、ルールを守る大切さを学べるのです。
また、頑張って登っている人を応援したり、同じ壁を乗り越えたりすることで、チームワークの強化も図れるでしょう。目標達成のためにどういうルートを辿れば良いのか、戦略を考える練習にもなります。
4.農業研修
社会人としての基礎力を向上させたいのであれば、農業研修がおすすめです。一見業務とは関係がなさそうに思えるものの、農業研修では、ビジネスでも通用するさまざまな気づきが得られます。
農作物を育てて収穫するには、植え付けから収穫までの計画を立て、根気強く世話をしなくてはなりません。そのため、計画力や実行力、チームワークなどが身につくのです。
また、農業をしていると、悪天候や災害など予測ができない事態に直面することが多々あります。このようなときに、どうすれば無事に農作物が育つかを考え実践してもらうことで、臨機応変な対応力も身につくでしょう。
5.海外研修
社員に新たな価値観や視点をもってほしいと考えるなら、海外研修を実施するのも良いでしょう。異文化に触れることで、現状の環境では出てこなかったアイデアが出てくる可能性があります。
海外の企業を見学し、高い技術力や働き方を見てもらうことで、技術力が向上したり職場環境の改善につながったりすることもあるでしょう。社員旅行を兼ねてアクティビティなども取り入れれば、社員のモチベーションアップにも役立ちます。
6.演劇研修
実際の演劇の台本を使い、社員に何らかの役を演じてもらう演劇研修を取り入れている企業もあります。
役を演じるには、ただ台本を読むだけでなく、その人柄や背景などを把握する必要があるため、他者理解の向上にもつながるのです。
また、演じた役の人生と自分自身の経験をすり合わせることで自己理解力を高めたり、自己表現力などを身に付けたりすることもできるでしょう。
7.謎解き脱出ゲーム研修
コミュニケーションの活性化を図りたいなら、謎解き脱出ゲーム研修を試してみてはいかがでしょうか。
謎解き脱出ゲームはチームのメンバーと協力しないとクリアできないので、必然的にコミュニケーションを取ることになります。オンラインでも実施可能で、リモートワークをしている社員が参加しやすいのも魅力です。
8.ものづくり研修
ものづくり研修は、自社製品への理解や愛着を深めるのに役立つ研修です。実際に製品を作ってみることで、完成までの過程や苦労、大切にしていることを学べます。
通常の業務において、顧客へ製品の魅力を伝えるときにも、説得力をもたせることができるでしょう。
9.グループディスカッション研修
グループディスカッション研修は、手軽に実施できる社内研修です。社員を集めてグループを作り、テーマに沿って議論してもらいます。企業理念や業務内容に関連するテーマを設定すれば、実際の業務に活かせるでしょう。
まとめ
ここまで社内研修のポイントや面白い社内研修のネタをご紹介してきましたが、社内研修で最も重要なことは「やりっぱなし」で終わらせないことです。研修中は全体のモチベーションが上がったようにみえても、終了後に士気が下がってしまうケースは少なくありません。
社内研修を実施すること自体が目的になってしまっては、社員のためにならないだけでなく、研修にかけた時間やコストも無駄になってしまいます。
社内研修の企画担当者は、会社の課題に合った、本質的にやるべき研修は何かを考えることが大切です。そのためには、研修後にテストを行うなどして、社員研修で伝えたかったことが浸透しているかを確認し、社員研修の効果を測定することが有効です。
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