catch-img

2024年!成功するリーダー育成プログラムの秘訣 ~人事担当者が知るべき「リーダーに必要な能力」のすべて~

企業の未来を切り開くためには、真のリーダーが欠かせません。

しかし、従来のリーダーシップ研修では真の力を発揮できていないケースも少なくありません。

この記事では、リーダー育成に取り組む小・中規模企業の人事・教育担当者の方に向け「リーダーに求められる本質的な能力」を解説しています。

目次[非表示]

  1. 1.リーダーの重要性
  2. 2.「リーダー」と「マネージャー」の違い
  3. 3.リーダーの役割
    1. 3.1.1.目標を決め、計画を立てる
    2. 3.2.2.チームを組織化し、環境を整える
    3. 3.3.3.メンバーが主体性を発揮し、目標達成できるよう働きかける
  4. 4.リーダーに必要な能力・スキルについて
    1. 4.1.① 主体性と判断力
    2. 4.2.② 自己認識力
    3. 4.3.③ コミュニケーション力
    4. 4.4.④ 傾聴し、相手の立場になる力
    5. 4.5.⑤ 創造的な問題解決力
    6. 4.6.⑥ 誠実さと粘り強さ
  5. 5.効果的なリーダーシップ研修を行うためのポイント
    1. 5.1.① リーダーの選抜基準を明確にし、育成計画をつくる
    2. 5.2.② 現場でリーダーとなるためのOJTや1on1を実施する
    3. 5.3.③ eラーニングの活用
  6. 6.まとめ

リーダーの重要性

組織にとってリーダーの存在は、いうまでもなく重要です。

リーダーは、チームの成長と目標達成を支えます。

優れたリーダーは自己認識力と高いコミュニケーション能力をもち、チームとの信頼関係を築くことで最適な組織文化を育み、戦略的にチームを最高の成果へと導きます。

こうしたリーダーは、組織にとって欠くことのできない存在です。

「リーダー」と「マネージャー」の違い

リーダーとマネージャーの違いはどこにあるのでしょう?

リーダーは「攻め」の姿勢で目標達成に導く役割を果たし、チームや組織を前進させます。

一方、マネージャーは「守り」として業務が円滑に進む環境を整え、成果の達成状況を管理します。

チーム内で異なる役割をもつリーダーとマネージャー、その両者が協力することでチームは最大限のパフォーマンスを発揮することが可能になります。

リーダーの役割

ではリーダーの役割には、どのようなものがあるのでしょうか?

リーダーは組織やチームの成果を上げるために、下記のような役割を担います。

1.目標を決め、計画を立てる

リーダーは大海原を航海する船長のように、組織の航路を定める重要な役割を担います。目的地となる明確な目標を設定し、それを達成するための具体的な計画を立案します。

2.チームを組織化し、環境を整える

計画に基づき、チームメンバーに適切に仕事を割り振ります。それぞれのスキルに合わせた業務分担を行い、メンバーが最大限に能力を発揮できるよう、働きやすい環境を整えます。

3.メンバーが主体性を発揮し、目標達成できるよう働きかける

リーダーは自ら業務を率先し、チームを目標達成へと導きます。メンバーに模範を示し、コミュニケーションを通じて進捗を共有、プロジェクトが難航する場合も励ましと支援でチームを鼓舞します。リーダーの行動が、メンバーの主体性と成果に直結します。

リーダーに必要な能力・スキルについて

リーダーの役割が明確になったところで、ここからはリーダーに必要な6つの能力やスキルについて解説していきます。

① 主体性と判断力

リーダーには常に指示を出す側の立場で物事を考えられる、高度な主体性と判断力が必要です。例えば「ミスを減らすには?」「コストを下げるには?」「効率よく行うには?」といった問題意識をもつことで、状況を正確に判断し、適切な行動に移すことが可能になります。

② 自己認識力

リーダーには、高度な自己認識力が求められます。自己認識力には「内面的自己認識力」と「外面的自己認識力」が含まれ、前者は自身の価値観や情熱を深く理解する能力、後者は他者が自分をどう見ているかを把握する力です。リーダーはこれらをバランス良く身につける必要があります。

③ コミュニケーション力

目標達成のためには、メンバーの意見やアイデアを取り入れ、効果的に業務に活用する必要があります。コミュニケーションは言葉選び、頻度などによって変わりますが、相手の立場に立って適切な方法を選ぶことが重要です。また、率直で人間味あふれる交流を心がけ、フィードバックの求め方、聞き方、反応の仕方を適切に行うことが、チーム内での信頼関係構築に繋がります。

④ 傾聴し、相手の立場になる力

リーダーには高いEQ (Emotional Intelligence Quotient:心の知能指数) が求められます。EQは自分や他者の感情を理解し、対応する力です。指示するだけでなく、共感を通じて影響を与え、チームメンバーが緊張せずに心を開ける環境をつくることが大切です。EQを高めるためには、チームの感情に注意を払い、対立や問題に対応する方法を学び、定期的にチームの状況をチェックしていく必要があります。

⑤ 創造的な問題解決力

リーダーには、持ち込まれる問題に対して戦略的なアドバイスの提供が求められます。しかし、全ての答えを常にもっている必要はなく、むしろメンバーが自力で問題を解決できるよう適切なリソースを提供することが大事です。リーダーの役割は完璧を求めるのではなく、チームを正しい方向へ導くことにあります。

⑥ 誠実さと粘り強さ

リーダーには誠実さと粘り強さが求められます。予期せぬ問題や困難が生じた際も誠実に対応し、目標達成に向けて粘り強く取り組むことが大切です。公平性を保ち、信頼を損ねる行動は避けるべきです。また、物事が計画通りに進まないときは説明責任を果たし、解決策を提案することでチーム全体の成長を促します。

効果的なリーダーシップ研修を行うためのポイント

優れたリーダーの育成はどんな手順で、どんな工夫をしながら行うと良いのでしょうか?

次から効果的なーダーシップ研修を行う3つのポイントをご紹介します。

① リーダーの選抜基準を明確にし、育成計画をつくる

リーダーの選抜と育成には、明確な基準が必要です。

まずリーダーとなる条件やスキルを身につけているかどうかを客観的に評価する仕組みを整えましょう。そのうえで、個人的な好みに頼らず選抜していきます。

リーダー育成計画は長期的なビジョンをもち、具体的な評価基準に基づいて教育を行うことが、成長を実現する鍵となります。

② 現場でリーダーとなるためのOJTや1on1を実施する

日常業務を通じたOJTと1on1ミーティングも効果的です。

OJTでは実務を担当させ、責任ある仕事を任せることで、実践的なリーダースキルが身につきます。

また、1on1ミーティング(上司と部下が行う1対1の面談)を定期的に行うことでリーダー候補は自らの課題を言語化して客観的な視点が獲得でき、必要なサポートが明確になります。

③ eラーニングの活用

eラーニングを活用すれば、パソコンやスマートフォンを通じてスキルレベルや進捗に合わせたカリキュラムを自分のペースでこなすことができ、リーダーシップ研修が柔軟かつ効率的になります。

eラーニングの活用により、時間の制約がある新任リーダーも効果的にスキルアップが図れます。

リーダーの育成にはイー・コミュニケーションズのeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」がおすすめです。
自社で作成したリーダー育成のコンテンツを搭載して研修を行うことが可能です。また、管理職や管理職候補向けのコンテンツや、リーダーとして必須のコンプライアンスについて学ぶコンテンツもご用意しておりますので、コンテンツとセットでご利用いただければリーダー育成がすぐに実施できます。

まとめ

リーダーとはチームの能力を最大限に引き出し、目標達成や課題解決を主導する存在です。リーダーに必要な能力は、研修や経験を通じて高めることができます。

真のリーダー育成を実現していきましょう。

 

組織が発展していくには、社員一人ひとりの能力を向上させることが不可欠です。 そのためにも、企業は個々のスキルアップを促す仕組み作りをする必要があります。 このメディアでは、社員教育に力を入れていきたい企業様に向けて、 教育・研修をメインに社員が成長していくための情報を発信していきます。

試験のDX化、人材教育の課題など、私たちイー・コミュニケーションズが解決します。

お電話でのお問い合わせはこちら

Copyright ©e-communications,Inc.

PAGE TOP