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組織力アップにつながる社員教育プログラムを立てる手順


企業の組織力をアップさせるためには、社員教育が重要です。しかし、実際に社員教育を行うとなると、どのような内容でいつ実施すればいいのかなど、社員教育プログラムの立て方について悩むことがあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、社員教育プログラムをどのように立てていくか、具体的な手順をご紹介します。社員教育のご担当者様や人事ご担当者様はぜひ参考にしてみてください。


目次[非表示]

  1. 1.手順1 社員教育プログラムを実施する目的を決める
    1. 1.1.【例1】企業理念の理解・意識の統一
    2. 1.2.【例2】スキルアップ
    3. 1.3.【例3】リスクマネジメント
  2. 2.手順2 社員教育プログラムの目標・テーマを決める
    1. 2.1.目標設定の方法
    2. 2.2.テーマを決める方法
  3. 3.手順3 社員教育プログラムの実施方法を決める
    1. 3.1.一体感を高めたいなら集合研修
    2. 3.2.自由度の高い研修がしたいならオンライン研修
    3. 3.3.いつでもどこでも実施できる方法がいいならeラーニング
  4. 4.手順4 社員教育プログラムの実施時期に合わせた内容を決める
    1. 4.1.内定から入社前
    2. 4.2.入社時
    3. 4.3.入社1年~3年
    4. 4.4.管理職になる前・管理職になったとき
  5. 5.社員教育にイー・コミュニケーションズのeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」をご活用ください

手順1 社員教育プログラムを実施する目的を決める


まず、社員教育プログラムを立てる際には、実施する目的を決めます。
例として、以下のものが考えられます。

・企業理念の理解・意識の統一
・スキルアップ
・リスクマネジメント

それぞれみていきましょう。

【例1】企業理念の理解・意識の統一

どの企業にも理念やビジョンがあり、それらを軸に企業活動が行われています。
そのため、会社の企業理念や方針を浸透させて、従業員の意識統一をはかることはとても重要です。従業員の帰属意識が高まり、理念の浸透により、企業方針に則って自ら考えて行動できるようになります。
人員拡大に際して、改めて意識統一を図りたいと考えている企業は、企業理念の理解・意識の統一を目的とした社員教育の実施がおすすめです。

【例2】スキルアップ

企業の発展のためには、従業員一人ひとりの成長が欠かせません。そのため、各自が自分の能力を最大限いかせるように、技術向上を目指します。部署や職務、勤務年数などにより、社員教育プログラムの内容は変わります。
権限移譲や内製化に際して、ナレッジの共有がしたい、自社内にノウハウを蓄積していきたいと考えている企業は、スキルアップを目的とした社員教育の実施がおすすめです。

【例3】リスクマネジメント

企業の情報漏洩を防ぐため、従業員が情報セキュリティに関する知識を身に付けることも大切です。また、ハラスメントなどの加害者・被害者を生まないためにも、コンプライアンスに関する教育を行う必要があります。これらの問題を未然に防ぐためのリスクマネジメントは、企業にとってとても重要です。
新しくITツールを導入するにあたってセキュリティ対策を強化したい、また企業のコンプライアンスを強化したいと考えている企業は、リスクマネジメントを目的とした社員教育の実施がおすすめです。

目的はどれか一つだけでなく、組み合わせたり、すべてを目的にすることも可能です。それぞれの実情に合った目的を決めてください。

手順2 社員教育プログラムの目標・テーマを決める


目的が決まったら、社員教育プログラムの目標と取り組むテーマを決めていきます。

目標設定の方法

社員教育プログラムの目標設定をします。まずは、社員教育プログラムにおける会社全体の目標を設定し、その後、部署別、階層別などによる目標を設定します。

テーマを決める方法

目標設定が終わったら、テーマを決めていきます。
よく研修で扱われるテーマには次のようなものがあります。

  • 企業理念の理解:自社の理念やビジョンを理解する
  • ビジネスマナー:挨拶や敬語の使い方、電話応対の仕方を理解する
  • ハラスメント:パワハラ、セクハラなど各種ハラスメントを理解する
  • コンプライアンス:仕事に関連する法律や規則、リスクを理解する
  • 情報セキュリティ:情報漏洩等の事故を未然に防ぐために、リスクを理解する
  • コミュニケーション:社内外の人との関係を円滑に進めるためのスキルを身につける
  • ビジネススキル:業務の効率化や専門スキルを身につける

手順3 社員教育プログラムの実施方法を決める


次に社員教育プログラムの実施方法を決めていきます。
実施方法には大きく分けて次の3つがあります。

  • 集合研修
  • オンライン研修
  • eラーニング

それぞれみていきましょう。

一体感を高めたいなら集合研修

集合研修は参加者が1か所に集合して対面で実施する研修です。
社内の会議室や社外の施設などに集まって行われます。参加者が同じ空間に集うので、一体感が生まれやすく、コミュニケーションが取りやすいなどのメリットがあります。
対面で行うため、ロールプレイングなど、実技を伴う研修をするのにも向いています

一方で、時間と費用がかかる、受講者に対して個別の対応が難しい、教える内容が講師によって変わってしまうなどのデメリットがあります。

自由度の高い研修がしたいならオンライン研修

オンライン研修はWeb会議システムなどを使用し、PCやスマートフォンなどの端末を介してオンライン上で受講する研修です。
リアルタイムのライブ形式で行われます。チャット機能などを使用して、講師に質問することもでき、グループごとに分かれて、グループワークやディスカッションをすることも可能です。
インターネット環境と端末があれば全国どこからでも受講でき、移動時間や費用を削減できるのがメリットです。また、感染症のリスクや台風などの気象状況に左右されずに実施できるのもポイントです。

一方で、各自のネットワークや機器を使用するため、事前に機器等をそろえてもらう必要があります。当日の通信トラブルで個別に対応することが難しかったり、ロールプレイングなど実技を伴う研修を実施できなかったりするなどのデメリットがあります。

いつでもどこでも実施できる方法がいいならeラーニング

eラーニングとは、PCやタブレット、スマートフォンなどを使用したオンラインでの学習方法をいいます。eラーニングはオンライン研修とは異なり、決められた期間内であれば、好きなときに受講することができます。
主催者側も研修の日程や会場の調整をする必要がないので、時間と費用を削減することができるのがメリットです。
受講者用のマイページや管理者画面があるプラットフォームを使用すれば、受講者の進捗状況やテストの点数や理解度を確認することが可能です。

一方で、強制力が弱いので、受講者が適当に受講してしまう可能性があるなどのデメリットがあります。

実施方法は必ずしも一つに絞る必要はありませんので、eラーニングで事前学習をしてから、集合研修でロールプレイを行うなど、状況によって組み合わせて実施してください。

手順4 社員教育プログラムの実施時期に合わせた内容を決める


最後に、実施時期に合わせた社員教育プログラムの内容を決めていきます。
年次や階層別に応じたプログラムを実施しましょう。

内定から入社前

入社前の不安軽減や社会人として押さえておきたいビジネス知識を学ぶための内定者教育として行います。
内容としては、以下のものが考えられます。

  • ビジネスマナー
  • ビジネス文書スキル
  • 聴く・話すスキル

入社時

入社時には、入社すぐに必要となる知識の教育を行います。
内容は以下のものが考えられます。

  • コンプライアンス
  • 情報セキュリティ
  • ハラスメント

入社1年~3年

入社1年を過ぎ、仕事になれてきたあたりで、さらなるスキルアップを目指したり仕事ぶりを振り返るために行います。
内容は以下のものが考えられます。

  • ビジネススキル
  • コミュニケーション
  • キャリアデザイン 

管理職になる前・管理職になったとき

プレイヤーからマネジメントする立場になるときに、管理職として知っておかなければならない知識の教育を行います。

内容は以下のものが考えられます。

  • マネジメントスキル
  • ハラスメント
  • メンタルヘルス

社員教育にイー・コミュニケーションズのeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」をご活用ください

SAKU-SAKU Testingは、社員教育に必要な機能が備わっているeラーニングプラットフォームです。管理者の使いやすさを追求し、直感的な操作性で簡単にコンテンツの搭載やテストの作成が可能です。また、受講者の受講状況やテスト結果をリアルタイムで管理できます。

社員教育プログラムのテーマにそったコンテンツも多数あり、内定者教育、ハラスメント、情報セキュリティ、コンプライアンス、ビジネスマネジメントなど、対象者に合わせた社員教育が行えます。

 

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